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中国・山東如意が「トップショップ」親会社を買収か 中国企業による欧州ブランド買収の動きが活発に

 中国の毛織物大手、山東如意科技集団(SHANDONG RUYI GROUP以下、山東如意)が「トップショップ(TOPSHOP)」「トップマン(TOPMAN)」「バートン(BURTON)」などを擁するアルカディア・グループ(ARCADIA GOUP以下、アルカディア)の全株式または一部株式の取得を検討していると、英「ザ・サンデー・タイムズ(THE SUNDAY TIMES)」紙が報じた。

 山東如意はアルカディアの財務状況を確認している段階にあり、山東如意がアルカディアのオフィスを訪れたと報じているが、両社ともに報道を否定した。アルカディアにおいては、売却を検討している事実もないと書面で否定した。「フィリップ・グリーン(Philip Green)=アルカディア オーナーもその他の役員も山東如意と接触した事実はない。当社は山東如意に敬意を払うが、取り引きの実績は一切ない」とコメントしている。また、アルカディアが売却先を探していると報じられたことについても否定のコメントを出している。

 近年、中国企業による欧州ラグジュアリーブランド買収の動きが活発化しており、山東如意は2月9日にスイスブランド「バリー(BALLY)」の過半数株式取得を発表した。また、「ランバン(LANVIN)」の買収がウワサされる中国の投資会社、復星国際(FOSUN INTERNATIONAL)もイタリアブランド「カルーゾ(CARUSO)」を傘下に置き、現在はイタリアの高級ランジェリーブランド「ラペルラ(LA PERLA)」買収を目指し財務状況などの監査を行っている。

 なお、山東如意の2016年12月期決算の売上高は290億8600万元(約4653億円)、純利益は24億9600万元(約399億円)だった。

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