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ワールドが「212キッチンストア」のアスプルンドを買収

 ワールドのグループ会社ワールドインベストメントネットワーク(以下、WIN)は12月27日、インテリアショップの「トゥーワントゥーキッチンストア(212 KITCHEN STORE)」や「タイムレスコンフォート(T.C/TIMELESS COMFORT)」などを運営するアスプルンド(東京、嶋本喜司・社長)を買収し、連結子会社化した。WINはアスプルンドの株式を保有する東京海上キャピタルのTMCAP2011投資事業有限責任組合などから全株式を取得したもので、買収額は非公開。社長に西川信一ワールドライフスタイルクリエーション(以下、WLC)社長兼ワンズテラス社長が就き、アスプルンド創業社長の嶋本喜司氏は代表権のない会長に退く。

 アスプルンドは1991年、家具や雑貨の輸入卸売、OEM(相手先ブランドの生産)向けの家具や雑貨の企画販売などを行う企業として創業。95年には東京・自由が丘に家具やインテリア雑貨をそろえた店舗「タイムレスコンフォート」を出店し、現在はファッションビルや百貨店などを中心に20店舗を運営する。2001年には、キッチン雑貨のセレクトショップ「トゥーワントゥーキッチンストア」をスタートし、東京ミッドタウンやルミネ新宿店ルミネ1、イオンモールやららぽーとなどの商業施設に現在81店舗を構えている。同社は小売りの他、雑貨や家具の卸、ホテルや商業施設などへの注文家具のコントラクトなど幅広く手掛けている。売上高は約136億円(16年10月期)。この数年は出店数拡大に伴い、成長が続いている。

 ワールドの中林恵一グループ常務執行役員は「この投資は、好調企業の成長を加速させる目的だ。アスプルンドは、雑貨の独自性をチェーン化しているユニークなポジショニングで注目してきた企業。ワールドは現在、生活雑貨で約300億円、アパレル雑貨を含めると約700億円規模の売り上げがある。先方も、ワールドを単なるアパレル企業ではなく『ワンズテラス(ONE'S TERRACE)』や『イッツデモ(IT'S DEMO)』などの雑貨を中心にした業態もあるということを理解していた。創業者の嶋本さんも、事業承継という意味合いもあり、同じ経営者として長く付き合いがある西川(社長)に託したいという思いもあった」と言う。

 西川アスプルンド新社長は「アスプルンドの強みは商品の開発力だ。デザイン力に加え、国内外での調達力に優れている。小売り、卸、コントラクト事業の3つを最大限に伸ばしていきたい。3000店以上を運営するワールドのインフラやプラットフォームを活用しながら、シナジーを生むこともできるだろう。一方、ワールドとしても、『イッツデモ』や『ワンズテラス』などの雑貨事業が現在オリジナル商品の比率を高めている中で、アスプルンドの持つ商品開発力を生かしていきたい」と説明した。

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