ファッション

「マッキントッシュフィロソフィー」のファッションビル向け新業態がお披露目

 三陽商会は、「マッキントッシュフィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」から派生した新業態「MPストア(MP STORE)」を2018年秋にスタートする。ファッションビルをはじめとする都市商業施設向けに開発し、価格は既存の「マッキントッシュフィロソフィー」に比べて20%安く設定。メンズとウィメンズで共通素材とデザインのカジュアルウエアやルームウエアの他、“MP STORE”のロゴを入れた文具などの生活雑貨、レインシューズや靴下などの服飾雑貨を取りそろえる。ターゲットは都市で生活する20~30代の男女。百貨店を主販路にする同社にはなかったジェンダーレスな商品や、生活雑貨を含むライフスタイル提案を強化した。15日には、通常の18-19年秋冬の展示会開催時期よりも半年早く、デベロッパー向けに商品を初披露した。

 今回披露したロゴはサンプル段階のもので、18-19年秋冬の展示会には新ロゴを発表する。店舗はモダンなライトグレーを基調に、DIYをイメージしたペグボード(穴の開いた有孔ボード)をラックや什器に採用。また、来春にテストマーケティングとしてポップアップストアの出店を予定し、来秋には1号店を出店する。2020年までに10店舗を出店し、約20億円の売り上げ目標を掲げる。

 ウエアの価格帯はニット・カットソーが4000~1万7000円、シャツ・ワンピースが7000~1万8000円、ボトムスが9000~1万5000円、アウターが1万8000~4万6000円。服飾雑貨は靴下が1000~1500円、傘が7500~8500円、バッグが8000~3万3000円、シューズが6500~2万3000円。生活雑貨は文具が200~3000円、テーブルウエアが1500~6000円、トラベル雑貨が2000~1万8000円。

 松村宇行マッキントッシュフィロソフィービジネス部長は「昨年9月から既存事業の成長戦略として、ライセンサーのマッキントッシュ ジャパンとともに協議を重ねて企画を進めてきた。この『MPストア』を三陽商会で一番、抜け感のあるブランドにしたい」と語った。

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