「WWDJAPAN」6月16月号では、メンズの47業態に聞き取りを行い、今季掲げたテーマや注力アイテムを調査。さらに展示会での取材を通して“今提案したい服”と“選ばれている服”の実像に迫った。ここでは、カジュアルからドレスまで、それぞれのショップやブランドの今季の推しスタイルを紹介する。各業態の提案から、どんな傾向が見えてくるのか。メンズ市場のリアルトレンドを探る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月16日号からの抜粋です)
スタイル一覧
「チャオパニック(CIAOPANIC)」
チェックシャツとデニムの
“オタク”スタイルをクールに
オタクという意味も持つ“ナード”をキーワードに掲げ、今季はチェックシャツやデニムジャケットをメインに打ち出す。ベーシックカラーには往年のブラックではなくダークネイビーを採用し、トレンドカラーのブラウンも取り入れる。またベロアやコーデュロイ、ワッフルなど秋冬らしい素材を取り入れ、季節感のあるスタイルを提案する。
「チャオパニックティピー(CIAOPANIC TYPY)」
いなたいチェックシャツで
“グランパコア”を今年らしく
今季のテーマである“グランパコア”を象徴する、温かみのあるモール糸のチェックシャツやビンテージライクなワークジャケットをメインに展開。シャツはトラッドの流れをくんでややタイトめのシルエットに、ジャケットは異素材の切り替えで今年らしいムードに仕上げた。ライトな素材の羽織を軸に、秋口から活躍するスタイリングを提案する。
「シティ アンビエント プロダクツ(CITY AMBIENT PRODUCTS)」
ワイドシルエットの
静かに寄り添う日常着
今季のテーマは「envelop」=“包み込む”“寄り添う”。柔らかなトーンのブルーやブラウンを基調に、カバーオール型のジャケットや中綿アウターなど、全体的にワイドシルエットや控えめなディテールのアイテムで構成する。過度な装飾を避けながら、程よくトレンドを取り入れる。定番アイテムとして人気なのは、ユーズド加工を施したワイドデニム。
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