ファッション

中国・武漢に東京の最旬ファッション集めたセレクトショップオープン

 中国・武漢の「武商広場」4階に、日本のファッション・雑貨などを集めたセレクトショップ「Sギャラクシー・トーキョー・プラス(S GALAXY TOKYO +)」がオープンした。売り場面積330平方メートルに、アーバンリサーチの「センスオブプレイス(SENSE OF PLACE)」、ビギの「フラボア(FRAPBOIS)」「プルミエ アロンディスモン(1er ARRONDISSEMENT)」、ヰノセントの「ニームス(NIMES)」「オノレ(HONORE)」、グラフィスの「グラニフ(GRANIPH)」、ワールドの中国子会社・世界連合時装(上海)有限公司の「フラクサトーキョー(FLAXUS TOKYO)」などの洋服と、バッグ、ポーチ、財布、ステーショナリーなどの雑貨を集積した。

 運営するのは、中国で商業施設のプロパティーマネジメントを手掛ける賽特(上海)商業管理有限公司(上海市、李赫男・総経理)。商品の調達や貿易、販売支援などを行うのは、グループ会社のサイトク・トレーディング(東京、李遠光・社長)で、アパレルや百貨店出身者らを中心に取引先開拓やMDなどを手掛けた。

 「ファッション性が高く、価値と価格が良い日本のブランドをそろえた。店舗はモダンな造りで、高級感やグレード感を出すために、通路や棚などをゆったりと使っている。最近は中国のお客さまの商品を選ぶ目も肥えてこられているので、商品の単品力で勝負できるようにブランドミックス型の陳列・レイアウトにしている」と李サイトク・トレーディング社長。さらに、「知名度もなく、販売員もオペレーションや接客に不慣れな中でも、20代後半~30代の方々が購買してくださっている。近くにある『無印良品』のショッピングバッグを持って来店される方も多い。これまでの商品はほぼ当たっており、手応えを感じている。一客当たりの買い上げ点数は2点以上になっている。5月29日のオープン初日に10万円購入し、翌週に再来店してくださるなど、リピーターも付きつつある」と語る。特に人気なのは、「センスオブプレイス」「オノレ」「プルミエ アロンディスモン」だ。「『センスオブプレイス』はリーズナブルなのに感度が良いと評判だ。『オノレ』は逆に安くはないけれども、独特のシルエットに対する反応が良い。『プルミエ アロンディスモン』も価格は高いが、美しいシルエットのパンツが人気になっている。日本の商品には魅力があるし、中国の方々の購買意欲も強く感じる」と続ける。

 同社として初の事業でもあり、「モデル店舗として、課題を抽出し改善していきたい。まずは、接客や陳列・VMD力を向上させたい。雑貨を含めた取引先の開拓も進めていきたい」と李社長。現在は買い付け型・売り減らし型だが、商品の供給タイミングをアレンジして売れ筋商品を追加できる体制にしたり、ブランドからより強力なサポートを受けられるような代理店式の契約体制、さらには、現地で生産した商品のドロップシップなど、商品調達の仕組みなども工夫していきたい考え。秋冬物からは、東コレブランドやストリート系、ゴスロリ系など、カルチャー色の強いものも投入する予定だ。特に日本よりも寒いエリアの多い中国では、9~2月の売上高が年間の7割近いシェアとなる小売店が多いため、アウターを含めて品ぞろえを強化していくという。SNS「ウィーチャット」で開店を告知したところ、2週間で約1万6000人がアクセスするなど、情報拡散力については日本以上のポテンシャルを感じており、今後もインフルエンサーを含めた施策や、口コミ力の発揮、写真を撮りたくなるような店頭プレゼンテーションなどにも力を入れていく方針だ。

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