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パリコレ中盤 3人の記者が今気になる16のこと

 2017年春夏パリ・コレクションも中盤となりました。

 昨夜は「WWDジャパン」のパリコレ取材チームで中間報告会を行い、それぞれが「本当に心に残ったこと」を、メンコのように打ち出し合いました。メンバーは25歳の英語堪能な若手記者と、デザイナー事情に通じた中堅記者、と、パリコレ取材13年目となる私。年齢もキャリアもバラバラな3人が日中は基本別行動で取材をしているので、夜にピザ屋(パリなのに)で落ち合い、気になったことを報告し合いました。

 この会議(ピザ片手に)での発言ルールは、頭でっかちにならず、目をつぶったらすぐに頭に浮かぶくらい、本当に印象的だったことを発言する、というもの。我々の仕事はともすればたくさん取材をする中で、それを「整理整頓」して右から左へ伝えがち。それも大切なことですが、ファッションショーという、ビジネスの場であると同時にデザイナーたちのエモーションの固まりみたいな場を取材する中で、「傾向」や「トレンド」としてはまとまらず、記事にはしづらい小さな芽にも「未来」が見つかると思うからです。

 そこで、ここでは、その内容をメモ程度に共有させていただきます。後日、ウェブのニュース記事やコラム、デジタルデイリー(「WWDジャパン」は9月から購読者特典のPDF版を毎日発行していることをご存知でしょうか?めっちゃ好評なので登録していない方はぜひ)、週刊紙の特集などでこれらのトピックスを掘り下げてゆくことになりますが、まずは箇条書きで、目次程度にご覧いただけたら幸いです。

1.初日の若手デザイナーたちに見る今時な“エッジ”の立て方→「アアルト」「Y/プロジェクト」「ネヘラ」「アンリアレイジ」

2.中でも「コーシェ」のパワーアップ@パリの新しいSCでのパブリックショー。“平等”であることの心地よさ

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3.正直“意外”なくらい、美しかった「リック・オウエンス」のドレス。特に色使い

4.果たして、デムナ・ヴァザリア熱はもう消費されてしまったのか?

5.ベテランデザイナーに見るストリートの解釈。ベストは「ハイダー アッカーマン」

6.メゾンのデザイナー交代は“アンダー・コンストラクション”。ただいま建設中。

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7.じわりメイフーラの中東マネー。パリコレのデザインにも影響

8.クリエイティブ・ディレクターの存在の大きさを「ディオール」で再認識。メッセージの重要性

9.「クロエ」のクレア・ワイトケラーが見つけたちょうど良い抜け感と緊張感

10. インスタは見た!お騒がせ「イーチアザー」のルーブルボヤ事件

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11.服だけじゃない。空間の作り方がファッションショーだ
→「イッセイ ミヤケ」「ロエベ」「ドリス ヴァン ノッテン」

12.クッションを抱えながら見る「マリメッコ」での癒し時間

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13.変わるプロポーションバランス。ハイウエストパンツが苦手ならベルトで作ろう

14.「セリーヌ」からのメッセージ“私、完璧じゃなくてもいいですか?”

15.展示会でも思わず目がゆく、メゾン系アクセサリーの充実

16.パリの“見てすぐ買う”は新システムではなくプロモーション