
今季の「楽天 ファッション・ウィーク東京(以下、東コレ)」も、連日さまざまなニュースが飛び交った。新ラインの発表に加え、長年業界で活躍してきたデザイナーたちの歩みを振り返るショーやインスタレーションも開催。東コレの“発表の場”としての求心力を改めて示した。さらに、パリの新進気鋭ブランド「アランポール(ALAINPAUL)」によるショーや4回目を迎えたパリ発の合同展示会「トラノイ(TRANOI)」など、海外とのつながりもより強化。東コレはグローバルなファッションハブとしての存在感を高めているようだ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月30日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
TOPICS 1:
東コレを舞台に
ブランドの新局面を提示
デザイナーに公式スケジュールでショーを行う理由を問うと、多くがその理由の1つに注目度や発信力の高さを挙げる。ブランドとして長い歩みを重ねた「ズッカ(ZUCCA)」と、中堅に差しかかった「ヨーク(YOKE)」はそれぞれ新ラインを披露。ブランドの新たな方向性を示した。
「ズッカ メチエ」
DESIGNER/馬場賢吾
馬場賢吾デザイナーが就任して2シーズン目を迎えた「ズッカ」は新ライン“ズッカ メチエ(ZUCCA MÉTIER)”を発表した。新ラインは、ブランドが掲げる“ニューワーク”を軸に、日常に根ざした機能性と素材開発の強みを打ち出す。ショーでは、軽やかな装いから、徐々にレイヤードを重ねていくスタイリングを見せた。暖冬傾向を踏まえた提案として、ビジネスとデザインの両立が際立った。なお、“メチエ”は職人技やこだわりを持つ職業を意味し、日本の産地が生み出す新素材を使用していく。
「ヨーク」
DESIGNER/寺田典夫
今季の開幕ショーを担った「ヨーク」は、ブランド初のウィメンズラインを発表した。2026年1月にパリで初のショーを開催し、パリではメンズ、東京ではウィメンズで構成。ショーには、素材が持つ質感や落ち感を生かしたルックが登場した。マフラーを腰に垂らすスタイリングや、ボタンのつけ外しによってゆがみを生むデザインがアクセントに。ウエストの絞りや着丈の調整で女性の体のラインを拾いながら、ジャケットやコートの張り感で“こびない”女性らしさを提案した。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
