「ジーユー(GU)」は、夏休み企画として子どもの買い物体験イベント「マイ ファースト アウトフィット(MY FIRST OUTFIT)」の特別版を初開催する。これまでは一部店舗のみで実施してきたが、今回は銀座店を除く全国のキッズ取り扱い全423店舗に拡大。開催は7月29日、8月5日、21日。応募は特設サイトで受付中で、定員になり次第終了する。
夏休み特別版となる今回の「マイ ファースト アウトフィット」は、「ジーユー」の店舗で子どもたち自身が好きなウエアを選ぶ通常の買い物体験に加えて、ブランドの公式インフルエンサー「StyleHinter(スタイルヒンター)」のインフルエンサーの仕事を模擬体験する撮影も行う。まずは、販売スタッフが体験の説明や服選びのポイントなどをレクチャー。その後子どもたちは保護者から離れ、スタッフと店内を回遊し、自分たちで服をセレクトする。試着後、インフルエンサーになりきって写真撮影を行う。
「ジーユー」が子どもたちに提示した服選びのポイントは3つ。「自分にぴったりのサイズを選ぶ」「どんなシーンで着るかのテーマを決める」「色は3色以内にまとめる」こと。開催に先駆けて行われた二子玉川ドッグウッドプラザ店での体験会には、未就学児から小学校高学年までの子どもたちが参加。サイズを確認し“マイサイズ”を見つけたり、好きな色や気分に合った服を選んだりと、最初は戸惑っていた子どもたちも自分の考えや好みで自由に服選びを楽しんだ。
試着後のコーディネート披露では、満足げな表情の子どもたちが登場。保護者からは、「好きな色を取り入れながらうまくコーディネートできている」「好きなものを自分で見つけられて、試着もできた初めての体験は自信にもつながったのではないか」「いつもは私たち親が選んでしまうことが多いが、スタッフの方に声をかけてもらいながら自由に選ぶ体験は、とても充実したように思う」という感想があがった。
イベントの最後には、自由研究にも使えるワークシートを配布。服選びのポイントから実践したこと、試着前後に撮影したコーディネートの比較から自身で選んだ服がどう見えるか、また選んだ服を着てどう思ったかといった感想を書く。また、コーディネート前後に撮影した自分のルックを並べ、アピールしたいポイントやポーズの理由など、おすすめしたいことを写真と言葉で伝える内容にまとめることができる。
「マイ ファースト アウトフィット」は、子どもたちの自主性や自立心を育むことを目的とした“服育”プロジェクトの一環として、2022年にスタート。これまでに国内で2000人以上が参加しており、香港では約700人、台湾では約400人が体験している。グローバルマーケティング部の木下智子担当は、「『マイ ファースト アウトフィット』は子どもたちの自己成長や自信の芽生えにつながる体験。子ども服を通じて社会との関わりや将来について考えるきっかけになる可能性もある。今後も店舗を拠点に、子どもたちが学び、楽しめる場を提供し続けたい」と語る。