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三陽商会が小学校で服育授業 残布を使った工作で“サステナ”を実践

 三陽商会は2日、新宿区立西新宿小学校4年生40人を対象に、“綿から服ができるまで”をテーマにした服育の出前授業を同校で実施した。

 講師を務めたのは同社企業コミュニケーション部CSR担当の小穴加奈子さん。「皆さんが着ている服はどこで作られているのかな?」と素朴な質問を投げ掛けたり、「服ってこんなふわふわなもので出来ているんだよ」と実物の綿花を見せたりして児童の興味を引いた。「デザイナーが服のイメージを決めて、パタンナーが実際に着られる服になるように考えます」などと、職種の違いについても分かりやすく説明した。

 同社商品の製造工程の残布を使ったコースター作りにも取り組んだ。児童はストライプ柄やレースなどの布を組み合わせてコルク板に貼り付け、思い思いの作品を制作した。夢中で取り組む児童に向け、小穴さんは「いらなくなったものを使っても、こんなにすてきなものを作ることができるんです」と呼び掛けた。授業を終えた児童からは「(綿のような)ふわふわしたものから服ができているなんて、びっくり」「家に帰ってからも、いらなくなったものを使って何か作ってみたい」という声が上がった。

 同社は2014年から年に数回にわたり都内小学校で服育授業を実施している。「子どもたちには、服だけでなく筆箱や鉛筆、机など、身の回りのものを作るためにたくさんの人が携わっていることを知ってもらいたい。また、実際に手を動かしてもらうことで、モノ作りに興味を持つ入り口になるはず」と小穴さん。「私たちは“100年コート”のように長く大切に着られる服にこだわりをもっている。だからこそ、今後も地道な活動を通じて、子どもたちにモノ作りの面白さやサステイナブルな考え方を伝え、根付かせていきたい」と話した。