7月21日号の「WWDJAPAN」は毎年恒例の百貨店特集です。
百貨店業界ではコロナ明け以降、大都市の旗艦店や一番店の好調が続いています。急速に規模を拡大している外商や、円安を追い風に増え続けるインバウンド(訪日客)がけん引役となって、過去最高の売上高を更新する店舗も相次いでいます。本特集では国内だけでなく海外も含めた超広域商圏から人を集める「巨大百貨店」に着目。現場を取り仕切る店長たちに「強い店の作り方」を語ってもらいます。伊勢丹新宿本店、阪急本店(阪急うめだ本店)、高島屋大阪店、松坂屋名古屋店、あべのハルカス近鉄本店、松屋銀座本店の各店長が登場します。
また百貨店各社の新しい価値創造に向けたプロジェクトもリポートします。衣料品のサブスクリプションやリサイクル、心を動かす接客体験の新サービス、デジタルを用いたコミュニケーションツールまで、さまざま挑戦を紹介します。
特集以外にも「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」の創業者インタビュー、惜しまれつつ70年の歴史に幕を閉じた大阪の味園ユニバースのリポートも読み応えがあります。人気連載「中国電脳コマース趣聞」は、ファッション業界でも大きな注目を集めている「TikTok Shop」について中国専門ジャーナリストの高口康太さんがどこよりも詳しく解説します。
(COVER CREDIT)
ILLUSTRATION : TAKASHI KOSHII
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE(GWISUB JUNG)