ファッションとアニメの関係が深まる中、アパレルブランドをはじめ、雑誌や商業施設、街づくりの領域にまでアニメを活用する動きが広がっている。アニメと企業・ブランドをつなぐ“コラボレーター”の役割を担う担当者たちや、ファッションとの協業に積極的に取り組むアニメ制作スタジオに話を聞いた。アニメファンダムの圧倒的な熱量を実感するとともに、その期待に応えるコラボを生み出す現場の情熱に学びたい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月14日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
“愛”と“多様性”で作る、
アニオタも納得のコラボ服
PROFILE: 垣田真穂/アンドエスティ マーケティング本部

アダストリア傘下のアンドエスティは、同社の公式ECモール「アンドエスティ(and ST)」の運営とともに、「ファッション領域を超えたファン作り」をミッションとして掲げている。その中で、主にZ世代との新たな接点を作る上で注力しているのが、自社ブランドとアニメのコラボレーションだ。
この戦略を推進するキーマンが、アンドエスティ マーケティング本部の垣田真穂氏。アパレル業界では珍しい“アニメコラボレーター”として、社内ブランドを横断してアニメIPとファッションをつないでいく。垣田氏が担うのは、ファッションとしての「完成度」とファンを納得させる「再現度」を両立させるバランサーの役割だ。彼女の主導で実現したのが、「ブルーロック」(テレビ朝日系列)、「ハイキュー!!」(日本テレビ系列)とのコラボレーション。それぞれ人気タイトルとの取り組みであることは共通しているが、狙いとアプローチは異なった。
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