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オープン初月の売上高は目標の2倍 「ヴァン クリーフ&アーペル」フレグランス国内初の常設店好調の理由を本部長に直撃

ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」(以下、「VC&A」)のフレグランス常設コーナーが3月19日、高島屋新宿店にオープンした。日本では、川辺が輸入販売しており、昨年秋に伊勢丹新宿本店で開催された「サロン ド パルファン2024(以下、サロパ)」で約10年ぶりに再上陸。植物ベースの上品な香りがアジアでは大人気で、先行販売した同イベントでは売り切れの商品もあった。約14平方メートルの日本初の常設コーナーでは、21種類のオーデパルファムと2種類のパルファムから構成される“エクストラオーディネール”および、同コレクションのキャンドル、アイコニックな香りを集めたコフレセットを販売する。

憧れのジュエラーの香りの購買層は男女が半々

オープン初日は、あいにくの雪模様だったが、「サロパ」で購入できなかった人々待望の出店ということもあり、多くの人が来場。日本初の常設コーナーということで、地方からの問い合わせも多い。売れ筋の香りは、バラにベチバー、パチョリを組み合わせた“ローズルージュ”やムスクとベルガモットが香る“テ アマラ”。川辺の菊川浩明執行役員営業統括本部フレグランス本部長は、「どの香りも清潔感があり、季節に関係なく着けられるため、女性だけでなく男性にも人気だ」と話す。購入者の割合は男女半々だという。「憧れのジュエラーのフレグランスだが、比較的手に取りやすい価格帯が魅力。20~30代が自分用に購入していく」と同本部長。アジア人が好む清潔感のある香りと、そのバリエーションの広さ、オーデパルファムの価格が3万円以下という点が人気の理由のようだ。オープン初月の売上高が目標の2倍ということで、売り上げ目標を上方修正したという。

「VC&A」のコーナーは昨年秋にオープンした「ブルガリ(BVLGARI)」のフレグランス“ブルガリ アレーグラ”の国内初の百貨店常設コーナーの隣。「ブルガリ」も川辺が輸入販売している。菊川本部長は、「棚だけでなくカウンターがあり、ブランドの世界観が表現できる売り場ということで出店を決めた。今後も、このように環境が整った売り場であれば出店していきたい」とコメントしている。

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