ファッション

「H&M」が京都の老舗染物屋と提携し黒染めサービス開始 世界環境デーに合わせ

「H&M」は京都の老舗染物屋京都紋付と協業し、6月5日の世界環境デーに合わせて手持ちの衣類の黒染めサービスを「H&M」メンバー会員向けに開始する。「H&M」メンバーサイトからの申し込みで、京都紋付が定める通常価格から10%オフの料金でサービスを受けられる。期間は12月5日まで。

汚れや色あせなどを理由に着なくなった衣類を染め替えることで、より長く着用してもらうことが狙い。黒染めの特性上、対象衣類は綿、麻、ウール、シルクなどの天然素材由来の繊維を50%以上含むものに限定する。また利用点数の制限はない。

京都紋付は伝統のある京黒紋付染めの技術を100年以上受け継いできた。「縮小の一途をたどる重要な伝統産業を未来に継承していく」ことを使命に、長年培ってきた染め技術を応用した染め替えサービスを実施する。「H&M」は、「H&Mの企業サイズと影響力を活用して京都紋付の使命をサポートする」という(同社)。

「H&M」京都店では6月5日から黒染めした衣類サンプルを期間限定で展示する。また同サービスの利用者には先着で30人に防虫効果のあるシダーリングをプレゼントする。

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