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「サロモン」のCEOが退任 後任は親会社のCEOが暫定的に兼任

フィンランドを拠点とするスポーツ・アウトドア用品のアメアスポーツ(AMER SPORTS)は、傘下のスポーツブランド、「サロモン(SALOMON)」のフランコ・フォリアート(Franco Fogliato)社長兼最高経営責任者(CEO)が退任したことを発表した。後任は未定で、当面はジェームズ・チェン(James Zheng)=アメアスポーツCEOが暫定的に同ブランドを率いる。

フォリアート前社長兼CEOは、2021年11月に同職としてサロモンに入社。それ以前には、コロンビアスポーツウェア(COLUMBIA SPORTSWEAR)、ビラボン(BILLABONG)、VFコーポレーション(VF CORPORATION)などで要職を務めており、スポーツ用品業界で20年以上の経験を持つ。なお、今回の退職は「一身上の都合」だという。

アメアスポーツは、「フォリアート氏は、継続的な成長が見込まれる健全な状態の事業を残して退任した。そのリーダーシップと貢献に感謝するとともに、今後のさらなる活躍を願っている」とコメントした。

同社は「サロモン」のほか、「アークテリクス(ARC'TERYX)」「ウィルソン(WILSON)」「ピークパフォーマンス(PEAK PERFORMANCE)」など11ブランドを擁する。23年12月期の売上高は前期比23%増の43億7000万ドル(約6686億円)、純損失は前年の2億5300万ドル(約387億円)から2億900万ドル(約319億円)に縮小した。24年2月1日には、ニューヨーク証券取引所に新規上場。最大18億ドル(約2754億円)規模の資金調達を目指していたが、およそ13億ドル(約1989億円)にとどまった。

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