ビューティ
特集 独走「ディオール」強さの理由 第4回 / 全5回

「ディオール」が注力する“憧れ”を醸成するイベント施策とは?

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ディオール(DIOR)」は店外のポップアップイベントを積極的に行っている。メイクアップ、スキンケア、フレグランスの全カテゴリーで実施しており、ブランドイメージ構築と共に、PRコミュニケーションを通じた全国への販売促進・波及効果、若年層の獲得に大きく貢献している。また、認知拡大だけでなく、体験の場としてブランド理解を深める機会も創出している。(この記事は「WWDBEAUTY」2023年10月30日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

特徴は、ブランドの世界観を伝える展覧会の開催だ。商品プロモーションとしてのポップアップイベントではなく、ブランドのヘリテージやストーリー、クリエイティブを伝えることを重視している。ファッションや時計のハイブランドでは歴史にフォーカスするのは一般的だが、ビューティではまだ珍しかったころから先駆けている。ムッシュ・ディオール(Monsieur Dior)の「女性を美しくするだけではなく、幸せにしたい」という願いに集約されるイベントはブランド価値を高め、憧れを醸成している。

近年、大規模に開催したものでは“ミス ディオール”の展覧会があり、2019年6月に「ミス ディオール ラブ&ローズ」、21年9月に「ミス ディオール アズ シーン バイ」とポップアップストア「ミレフィオリガーデン」を同時開催した。「ラブ&ローズ」では、香水と関わりが深く歴史を築いてきたドレスや、“ミス ディオール”からインスパイアされた日仏アーティストのアート作品を展示。ARコンテンツやセレブリティによるオーディオガイドを用意したほか、会場内では“ミス ディオール カフェ”でドリンクやオリジナルスイーツを提供した。

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