ビジネス

「カサブランカ」が新CEOを任命 「ステラ マッカートニー」の前社長兼CEO

カサブランカ(CASABLANCA)」は6月26日、最高経営責任者(CEO)として、ラグジュアリー業界での経験が長いフレデリック・ルコフ(Frederick Lukoff)を任命した。同氏は、直近ではアムステルダム発のスコッチ & ソーダ(SCOTCH & SODA)のCEOを務めていたが、同社が3月に破産申請をしたことに伴い退任。それ以前には、ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)の社長兼CEOを10年ほど務めていた。キャリアの初期にはアップル(APPLE)やシスコシステムズ(CISCO SYSTEMS)で経験を積み、後にランバン(LANVIN)、パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)、クレージュ(COURREGES)などで要職を歴任している。

「カサブランカ」のシャラフ・タジェル(Charaf Tajer)創業者兼クリエイティブ・ディレクターは、「ラグジュアリーセクターに関する豊かな経験や知識を持つフレデリックと共に働く機会を得ることができ、とても光栄に思っている。彼はアンドレ・クレージュ(Andre Courreges)やアルベール・エルバス(Alber Elbaz)など、私が昔から尊敬している伝説的なデザイナーと仕事をしていた。『カサブランカ』の新時代に向けて、新たな段階に進むときがきた」と語った。

ルコフ新CEOは、「ラグジュアリー業界で素晴らしい成長ぶりを見せている『カサブランカ』をさらに拡大するべく、チームに加わることができてとてもうれしく思っている。『カサブランカ』は豊かで深みのある世界観を持つ魅力的なブランドで、そのポジティブな雰囲気がとてもいい。シャラフとそのチームと共に仕事をすることを楽しみにしている」と述べた。

「カサブランカ」は2018年の創業で、現在は世界中にある300以上の卸先で販売されている。今回、新CEOを迎えるのと同時期に新たに資金調達を行っているが、これは主に来年パリにオープンする予定の初店舗のために使用するという。また、プロダクトカテゴリーの拡大、デジタル機能の強化、グローバル展開に向けたサプライチェーンの拡充にも投資する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

猛暑を乗り切る37の答え 2025年春夏メンズトレンドの全貌

「WWDJAPAN」7月29日号は、2025年春夏シーズンのメンズトレンドを特集します。6月のメンズ・ファッション・ウイークの「ピッティ・イマージネ・ウオモ」からパリメンズまで、13日間の取材で見いだした37のトレンドを、87ブランドの豊富なスタイルサンプルと共に紹介します。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。