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連載 見果てぬ街づくり

街づくりの「気づき」とは愛である 見果てぬ街づくりVol.16

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 昨年5月にスタートした本連載もいよいよ最終回。小売業や不動産業などを通じて街づくりに関わる全ての人へ、安田氏のメッセージを送る。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月17日号からの抜粋です)

 街づくりで大切なことは、強いコンセプトを掲げることだと繰り返してきた。ただ、それだけでうまくいくほど単純ではない。同じように欠かせないこととは何か。私は「気づき」だと思う。掲げたコンセプトを胸に、街や施設をさらに良くしていくために、たくさんの気づきが必要なのだ。「木を見て森を見ず」という格言があるけれど、街づくりにおいては森(大きなコンセプト)だけでなく、木(小さな気づき)も同じくらい重要である。

 例えば商業施設を開発する際のデザイン設計定例会議。「この導線にすると、お客さまとスタッフが交錯して危ない」「トイレを出て、いきなり休憩所というのはダメだね」「このベンチの角が尖っていると子供がケガをする可能性がある。角を落とそう」——。そんな気づきがキリのないほど出てくる。開業してからも、改善点はいくつも浮かび上がる。

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