ファッション

対照的なシンガポールとペナン島:見果てぬ街づくりvol.14

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 今回は安田氏が年末年始に視察したシンガポールとマレーシア・ペナン島について報告する。最先端かつ人工的なシンガポールの都市のにぎわいと、観光地でありながら洗練されていないペナン島は実に対照的だった。(この記事はWWDJAPAN1月23日号からの抜粋です)

 シンガポールは東京23区と同じくらいの720平方キロメートルに580万人が暮らす小国だ。しかし国策として金融センターとしての地位を築き、アジアでの存在感は大きい。今回の出張で注目したのは、チャンギ国際空港に4年前に完成したショッピングセンター(SC)「ジュエル(Jewel)」 である。

 外観はドーナツ形の巨大なガラスドーム。総工費約1500億円、総床面積約4万坪に約280店舗の小売店や飲食店が入る。だが着目すべきは規模ではない。立地とアトラクションである。

ショッピングセンターの中に広い森と大きな滝

 立地は空港のターミナル1(JAL、ANAが到着)に直結。イミグレーションを出て、荷物を受け取って、出口に立つと目の前!到着時だけでなく、帰国時も特に夜行便などの出発前の食事や免税での買い物に超便利である。さらに他のターミナルともブリッジで連絡されている。館内そして徒歩5分以内にホテルもある。年間7000万人近い空港の乗降客数(コロナ前)があり、SC運営の立場からいえば集客をしなくてもよい。

 集客する必要がないのにアトラクションがすごい。ドーナツ形のサーキットモールに店舗が配置され、ドーナツの穴の部分に森があって、その中心に大きな滝が轟音を立てて落ちている!滝の名前は「Rain Vortex」。落差はなんと40mもある。さらに滝には色が変化する照明を当てていて、きれいだなと思っていたら、それがクリスマスデザインのプロジェクションマッピングのショーに変化した。世界各国から集まったお客さんは、みんな口をあんぐりと開いて見上げていた。

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