ファッション

「オールセインツ」2016-17年秋冬東京コレクション

REPORT

80年代の東京カルチャーから着想を得たポストパンクの世界観

英国発のプレミアムカジュアルブランド「オールセインツ(ALLSAINTS)」が、「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク 東京(MBFWT)」でインスタレーションを行った。会場内にはロックが鳴り響き、複数設置したモニターからは日本で撮影したカルチャー色が強いムービーが流れる。ウィル・ビードル「オールセインツ」クリエイティブ・ディレクターはムービーについて「数日前に来日し、感じたままを撮影した。すぐに見せたかったから急いで編集したんだ」と話す。

16-17年秋冬は“リモート コントロール”をテーマに、ビードルが好む80年代の東京カルチャーから着想を得たコレクション。クリーンなミリタリースタイルを軸に、濡れたネオン管をイメージしたプリント、雨に濡れてにじんだようなレオパード柄など、映画「ブレードランナー」のような退廃的な都市のイメージを素材やディテールで表現した。そこにモヘアのコートやオーバーサイズのアウター、ポインテッドトゥのブーツやフィッシュネットのソックスで、ポストパンクのムードを加える。メンズはクリーパーシューズとミリタリーブーツを組み合わせたデザインのブーツや、ボリューム感のあるアビエイタージャケットなどのミリタリーアイテムが豊富だった。

発表形式をインスタレーションにした理由について、ビードルは「ランウェイショーはスペクタクルなアートで素晴らしいものだ。しかし『オールセインツ』は、色々なディテールを見せられるプレゼンテーションの方が合っている。このブランドは僕の生活の一部なので、たくさんの人にその世界観をじっくり体験してほしい」と語った。

LOOK

[rel][item title="【スペシャル】東京ファッション・ウイーク2016-17年秋冬特集 東京ファッション・ウイークを120%楽しもう!" href="http://www.wwdjapan.com/focus/special/201617fw/13926" img="http://www.wwdjapan.com/focus/wp-content/uploads/sites/4/2016/03/header.png"][/rel]
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。