ファッション

伊藤忠、「エル・エル・ビーン」の国内マスターライセンス権を取得

 伊藤忠商事は12月12日、米アウトドアカジュアル「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」の日本市場におけるマスターライセンス権およびインポート商品の卸売り販売権を取得したと発表した。米エル・エル・ビーンインターナショナルと契約した。23年1月から美濃屋(岐阜市、木野村守彦社長)がライセンス商品の企画と卸売りを、サンリバー(大阪市、清水隆社長)がインポート商品の卸売りをそれぞれ担当する。現在、国内にある直営店28店舗やカタログ販売・EC事業はこれまで通り、エル・エル・ビーン日本支社(東京都武蔵野市、能登雅文社長)が運営する。

 今回のマスターライセンス契約によって誕生する美濃屋のライセンス商品「エル・エル・ビーン ジャパンエディション」は、「ビームスビーミングストア」「フリークスストア」「アーバンリサーチ」などで売るほか、直営店でも扱う。サンリバーのインポート商品もセレクトショップやアウトドアショップなどで展開する。インポート商品はエル・エル・ビーン日本支社が直営店で売るものと同じだが、卸売り販路の拡大によって新しい顧客との接点を広げる。伊藤忠を通じて販売するライセンス商品とインポート商品で、5年後に売上高50億円(小売りベース)の規模を目指す。

 伊藤忠は米国の大手SPA(製造小売り)のマスターライセンス取得に積極的で、今年に入って「フォーエバー21(FOREVER 21)」や「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」の販売権も取得している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

猛暑を乗り切る37の答え 2025年春夏メンズトレンドの全貌

「WWDJAPAN」7月29日号は、2025年春夏シーズンのメンズトレンドを特集します。6月のメンズ・ファッション・ウイークの「ピッティ・イマージネ・ウオモ」からパリメンズまで、13日間の取材で見いだした37のトレンドを、87ブランドの豊富なスタイルサンプルと共に紹介します。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。