ファッション

LA発「エコサイクル」が世界初のショールームを神宮前にオープン 「ステューシー」「ユニオン」などのボディーを手掛ける

 セレクトショップGR8を運営するグレイト(GR8888)はこのほど、同社が日本代理店を務める米ロサンゼルス発のアパレルメーカー、US スタンダートアパレル(US STANDARD APPAREL)が手掛ける「エコサイクル(ECOCYCLE®)」の世界初となるショールームを、東京・神宮前にオープンした。

 「エコサイクル」は、ジェイコブ・デイテル(Jakob Deitell)が2020年11月に立ち上げたブランドで、Tシャツやスエット、フーディーなどのボディーを製造し、ブランドやメーカーに卸している。編みから縫製、染色までの工程をロサンゼルスの工場で一貫して行っており、全製品に独ベルダ・ロレンズ(Belda Llorenz)社が開発したコットン糸を100%使用。原料は、欧州や米国のリサイクルパートナーから調達したリサイクルコットン50%、「持続可能なコットンの生産」を目指す欧州発のNGO団体ベター・コットン・イニシアチブ認証を取得したオーガニックコットン50%だ。環境に配慮した高品質なボディーで、立ち上げから約2年で「ステューシー(STUSSY)」や「ユニオン LA(UNION LA)」「ガールズ ドント クライ(GIRLS DONʼT CRY)」「パークスアンドミニ(P.A.M)」「ビッグ・ラブ・レコー ド(BIG LOVE RECORDS)」など、さまざまなブランドやストアを取引先に抱えている。

 日本に構えるショールームは、主にメーカー向けにTシャツやスエットなどのボディーを展示、紹介するスペースとして運営。カラーは70色をそろえ、サイズはXS〜XXLに対応する。今後はショールームを通じて、日本国内のブランドにも直接ボディーに触れ、その品質を伝えることで、高品質なリサイクル素材の流通を目指す。取引先はファッションだけでなく、飲食やホテルなども想定しているという。

 グレイトの久保光博代表取締役は、「ジェイコブとは、彼が自分で立ち上げたブランドをGR8で取り扱っていた頃からの付き合いだ。そのブランドをコロナ禍で続けられなくなり、彼なりに世の中に貢献したいという思いで立ち上げたのが『エコサイクル』。今では規模もかなり大きくなり、日本で事業をやる際はグレイトにお願いしたいと言ってくれていた」と振り返る。

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