ファッション

「エルメス」、中国・武漢店が移転オープン 初日の売り上げは推定6億円!?

 「エルメス(HERMES)」は7月13日、中国・武漢市の店舗を移転オープンした。現地の情報筋によれば、初日の売り上げは2100万~3000万人民元(約4億2000万~6億円)と推定されており、2020年4月に同ブランドが広州市の旗艦店を移転オープンした際の同1900万人民元(約3億8000万円)を上回ったという。なお、米「WWD」が売り上げに関する問い合わせをしたが、「エルメス」からの回答は得られなかった。

 新店舗は2層建てで、多くのラグジュアリーブランドが出店している大型ショッピングモール、ハートランド66(HEARTLAND 66)内にある。これは上海のプラザ66(PLAZA 66)と同系列の商業施設で、21年の開業。「エルメス」は12年にやはり大型商業施設の武漢インターナショナルプラザ(WUHAN INTERNATIONAL PLAZA)に出店しているが、今回それを閉じて移転した。新店舗ではハンドバッグなどのレザーグッズのほか、ウィメンズ、メンズ、フットウエア、シルク製品、ジュエリー、ウオッチ、ホームウエアなどを取り扱っており、複数のVIPルームも備えている。

 移転オープンに当たっては、ピンクの“ケリードール(KELLY DOLL)”や、フローラル柄の“ピコタンロック ミクロ(PICOTIN LOCK MICRO)”バッグなどの希少なアイテムもそろえられたようだ。中国版インスタグラムの「シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書、通称RED)」には、当日の様子や、購入品の画像などが多数アップされている。そうした投稿の一つによれば、ブランド側が招待した上顧客は50人程度だったものの、それ以外の顧客も駆けつけ、店の前に行列が出来たという。

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