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アダストリア22年2月期、EC成長に手応え 海外事業が黒字転換

 アダストリアの2022年2月期連結決算は、売上高が前期比9.6%増の2015億円、営業利益が同756.1%増の65億円、純損益が49億円の黒字(前期は6億9300万円の赤字)だった。「売上高はもう少し期待していたが、利益計画は達成できた。コロナ禍でも継続してデジタルに投資してきたことが実った」(福田三千男代表取締役会長)、「在庫コントロールはこの2年で非常にうまくなった」(木村治社長)と手応えを語る。

 国内EC売上高が同6.8%増の574億円となった。国内EC化率は30.1%、自社EC化率は16.4%。自社EC会員は前期から190万人増えて1360万人となった。海外事業は、中国・上海に現在5店出店する「ニコアンド(NIKO AND…)」が増収に貢献。香港、台湾は増収増益となり、海外事業全体として売上高133億円、営業利益3億8500万円と黒字転換を達成した。

 足元の原材料高、円安などの懸念に対しては、「価格維持だけを重視すると品質が劣化する。当社は生産本部を持っており、品質の良い商品を抑えた価格で作ることができる点が強み。毎年同じ商品を作っているわけではないので一律でいくら上げるといったことは言えないが、価値のあるものを作っていく」(福田会長)と方針を語る。実際に「ジーナシス(JEANASIS)」「ハレ(HARE)」などのブランドでは、「より良い素材を使い、デザイン性を高めるなどして、平均で20年に対し8%ほど単価を上げているが、お客さまには受け入れられている」(木村社長)という。

 23年2月期の連結業績予想は、売上高が同14.1%増の2300億円、営業利益が同52.3%増の100億円、純利益が同28.1%増の63億円。

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