ファッション

「トミー ヒルフィガー」2016年春夏ニューヨーク・コレクション

REPORT

2016年春夏の「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のシーズンリリースの一文目には、「Welcome to paradise.(楽園へようこそ)」とある。その舞台となったのは、メキシコ湾の南にあるカリブ海だ。毎シーズン、大掛かりなセットを作り、来場者を楽しませ、ムードを高めてくれる「トミー ヒルフィガー」だが、今回は、フロアに白砂を敷き、ランウエイの真ん中には小さな池のようなラグーンを作った。そして、ボブ・マーリーの代表曲「Could you be loved」が流れる同時に、ショーがスタートした。

ファーストルックは、「トミー ヒルフィガー」らしいプレッピーなオックスフォードシャツのワンピース。ウエストを絞ったフレアスカートの裾や袖には、レインボーカラーで編まれた装飾が付け加えられている。「トミー」ガールも一気に、ジャマイカンムードに溢れている。また、植物のモチーフを刺しゅうしたヘムスカートのワンピースや、前面にあらゆる民族柄の生地をパッチワークしたワンピース、クロシェ編みのチュニックなど、来場者はどんどん“カリビアン・トミー”のハッピームードに引き込まれていった。足元も、シンプルなスニーカーやプリントのスリッポン、幾何学柄のプラットフォームサンダルでリラックススタイル。また、トロピカルフラワー柄やクロシェ編みの水着も気分をそそる。その中でもキーアウターになったピンクシルクのスカジャンがショー終了後、公式ウェブストアでプレ・オーダーされており、9月末にはデリバリーされるという。

フィナーレでは、モデルがランウエイを歩いた後、水着を着たモデルたちがラグーンに飛び込み、ムードをヒートアップさせた。

LOOK

BACKSTAGE

 

少し肌寒い朝にメイクアップ&ヘアの仕込みが始まった「トミー ヒルフィガー」。メイクアップアーティストのパット・マクグラスは「太陽の光を一身に浴びた若い女の子というイメージ」と語る。「眉を整えて、肌にはハイライトを施した。チークはブロンズ色でね。リラックスしたクールビューティってところかしら?」。みずみずしい肌作りには「カバーガール」の「アウトラスト・ステイ・ルミナス・サテン・フィニッシュ・ファンデーション」を、チークには「ルース・ミネラル・ブロンザー」、目元はトープ色の「トゥルー・ネイキッド・シャドー・パレット」とエスプレッソ色のペンシルで、アイラインとスモーキーアイを作った。最後にマスカラを施し、「オーシュガーリップバーム」のシアーな「キャンディカラー」を仕上げに塗布。使用色はすべて、2016年1月発売の新コレクションのもの。

ヘアアーティストのユージーン・ソレイマンはリラックスしながら、「コンセプトは"海辺で太陽を浴びよう!"だよ」と話し、髪をぬらして、ドライヤーをかけて自然でナチュラルなスタイルに仕上げた。「製品は何も使っていないよ」。部分的に、赤や緑のヘアアクセを施したのは「ぴったりだと思ったから。音楽を聴きながら海辺を楽しんでいる感じがするでしょ?」。

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