ファッション

花柄は“甘さ控えめ”でマンネリ脱出 “ノンスイート”コーデの楽しみ方

 アンティーク調の花柄などの昔懐かしいテイストが盛り上がってきました。壁紙や押し花を思わせる花柄でノスタルジーを感じさせるアレンジが相次いで提案されています。甘いイメージがある花柄ですが、穏やかでのどかなムードを漂わせる“ノンスイート”が今の気分です。

 「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」のコレクションでは、シックな色合いの花柄が登場。着こなしのポイントは“ヴィンテージ感”です。今回は、甘さ控えめな花柄の着こなしを集めてみました。

くすみカラー×レトロワンピでリラックスムード

 ノスタルジーを感じる少し色あせたトーンの花柄は、装いに落ち着きをもたらします。「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」は、クラシックなストローハットに花柄のシャツワンピースをスタイリング。シックな赤茶系の押し花のようなフラワーモチーフが、穏やかでくつろいだムードを呼び込みました。

 2枚目のロングワンピースは「ロキト(LOKITHO)」。チュールレースに配した、ブルーの花の刺繍がエレガント。首元が詰まったシルエットに短めのスリーブ、ローウエストからの切り替えがレトロ感を演出しています。クラシックな雰囲気をモダンにアップデートしたワンピースからは、タイムレスな魅力が感じられます。

壁紙風やダークカラーでマニッシュ&クールに

 壁紙風のフラワーモチーフを選べば、甘くならずに着こなせます。中でもシャツは、花柄特有のガーリーな印象を遠ざける効果大。「ミズイロインド(MIZUIRO IND)」の花柄シャツは、リバティプリント調の冷めたトーン。全体をウォーターカラーのワントーンでまとめて、涼しげに見せています。

 マニッシュなスタイリングに花柄を落とし込むのも、甘さをカットしやすいコーデです。2枚目の「コトナ(KOTONA)」は、シャツの襟と胸元にダークトーンの花柄を配しました。面積も控えめで、白地にパッチワークしたかのようなデザインなので、メンズライクな風情とも程よくマッチします。ボトムスもワークウエア風でジェンダーレスな着映えに。ダークフラワーは、さっぱりしがちな春夏コーデを味わい深く仕上げてくれます。

可憐な花柄パンツで控えめフェミニン

 ヘルシーなムードがトレンドの今季。軽快なパンツルックに花柄を配せば、程よいフェミニンをまとえます。「チョノ(CHONO)」は、花モチーフをランダムに配した細身パンツに裾がプリーツのトップスを合わせて、たおやかな印象に。モノトーン×パンツのクールなコンビネーションに、花柄がやさしいムードを添えています。

 2枚目の「ミカゲ シン(MIKAGE SHIN)」は、花柄で彩ったセットアップで春夏らしい生命力を感じさせるコーデに。全身花柄なのにクールに映るのは、コンパクトなシルエットのおかげ。上下どちらもクロップド丈でさりげない肌見せが叶い、アクティブかつヘルシーなイメージを演出できます。

 タイムレスなシルエットのワンピースやフェミニンさを抑えたマニッシュなシャツ、ヘルシーなイメージを引き出すクロップドパンツに、ヴィンテージ風の花柄を迎えれば、ノスタルジックで穏やかな印象に。まだ本気のハッピーにまでは至らないこの春夏は、控えめな“ノンスイート”なおしゃれを楽しんでみては。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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