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三陽商会がEC支援の子会社ルビー・グループを売却

 三陽商会は11日、連結子会社でEC支援サービスのルビー・グループ(東京、三枝明大社長)の全株式をソニーグループのSMN(東京、石井隆一社長)に売却すると発表した。売却額は16億円。三陽商会はEC事業の強化を掲げてルビー・グループを2018年4月に買収した。一定の成果を出してきたものの、コロナ禍での事業環境の変化を鑑みて手放すことを決めた。

ルビー・グループは11年、外資系のラグジュアリー・ブランドを中心にECの戦略立案やサイト構築運営、コンサルティングを行う企業として設立。プロモーションや在庫管理、デリバリー、カスタマーサポート、返品対応までワンストップで提供するクラウド型のECサービスを強みとしてきた。三陽商会傘下での20年2月期(決算期変更に伴う14カ月決算)業績は、売上高が17億円、純利益が1億3400万円だった。

 SMNはネットでの広告配信サービスなどを展開する東証一部上場企業。ルビー・グループのEC支援サービスとの相乗効果を期待する。

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