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1月のヒットランキング「目元ケア」TOP5 百貨店&セレクトショップ編

 長引くマスク生活や、パソコン・スマートフォンの長時間の使用が影響し、「目元ケア」市場が活況だ。目元は皮膚が薄く、まばたきやメイクによる摩擦、乾燥など様々なダメージを受けやすいパーツだ。また、顔の印象を左右するともいわれており、“スペシャルケア”ではなく、日常的にケアしたい部分でもある。そこで今回、百貨店の「伊勢丹新宿本店」「阪急うめだ本店」と、セレクトショップの「コスメキッチン」にアンケートを実施。2021年1月の「目元ケア」売り上げトップ5から、その人気を紐解く。

【伊勢丹新宿本店】
従来のアイテムから、ランクアップして商品選定する傾向も

1位「ポーラ」“B.A アイゾーンクリーム”(26g、1万8000円)
2位「エピステーム」“アイクリアエッセンス”(8g、7000円)
3位「ディオール」“カプチュールトータル セルENGYアイ クリーム”(15mL、8400円)
4位「ランコム」“アプソリュ アイクリーム”(20mL、1万7000円)
5位「ドゥ·ラ·メール」“ザ・アイ コンセントレート”(15mL、2万6000円)

 三越伊勢丹の前田有美恵アシスタントスーパーバイザーは「1位の『ポーラ(POLA)』は、目元の構造に着目し、潤いによるハリ感で印象的な目元を目指すアイゾーンクリーム。SNSで事前にリサーチしてからご来店され、購入される方が多い。2位の『エピステーム(EPISTEME)』は、ロート製薬が作っているという安心感から、指名買いする方が多数。3位の『ディオール(DIOR)』は、エイジングケアを気にするお客さまから人気が高かった。『化粧のりがよくなった』といったクチコミも目立つ。4位の『ランコム(LANCOME)』は、マスク着用による乾燥に悩んでいる方から支持された。保湿力が高く伸びが良いと好評だ。5位の『ドゥ·ラ·メール(DE LA MER)』は、しっかりお手入れしたい方に好評。従来のケアから、ランクアップした商品選びをされる方が増えている」と話す。

 全体傾向について「マスク生活で、ご自分の目元を見る機会が増えた。乾燥だけでなく、ハリ不足、くすみが気になるというご相談が増えている。これまで20~30代に多かった『まつげを長く見せたい』といった悩みは、50~60代にも広まってきており、目元ケアへの関心の高さを感じる」と明かす。

【阪急うめだ本店】
こっくりしたクリームが上位。
ミレニアル世代の購入も

1位「ポーラ」“B.A アイゾーンクリーム”(26g、1万8000円)
2位「クラランス」 “トータル アイ インテンス” (15g、9900円)
3位「ディオール」 “カプチュール トータル セル ENGY アイ クリーム” (15mL、8400円)
4位「ランコム」 “ジェニフィック アドバンスト アイセラム ライトパール アイ アンド ラッシュ ” (20mL、9000円)
5位「SK-Ⅱ」 “スキンパワー アイ クリーム” (15g、1万1500円)

 阪急うめだ本店の横手くるみビューティー営業統括部 化粧品商品部バイヤーはベスト5について「1位の『ポーラ』は、濃厚でコクのあるアイクリーム。伸びがよく少量でも肌になじみ、ピタッと目元に密着する。チューブタイプで使いやすく、フローラルウッディの香りに癒される。2位の『クラランス(CLARINS)』はこっくりとしたクリームのようなテクスチャーで伸びがよく、ベタつきにくいので朝のメイク前にも使いやすい。プッシュ式で衛生的なのも魅力。3位の『ディオール』は、なめらかで伸びが良いアイクリーム。デリケートな目元も摩擦なく使用することができる。『パーツケアには少し良いものを』と考えられるミレニアル世代の購入も多い。4位の『ランコム』は、アイクリームだけでなく、まつげ美容液としても使える。アプリケーターでくるくるとマッサージできるのも魅力だ。さらっとしたテクスチャーで、化粧水の前に使用してもいい。5位の『SK-Ⅱ』は2020年8月にリニューアル。こっくりしたテクスチャーだが、肌なじみがよくベタつきにくい。ツヤ感、透明感のある目元へみちびく。ネロリのやさしい香りに癒される」と話す。

 全体傾向については「マスク生活の中で、目元がクローズアップされ、例年よりもアイクリームに注目する方が増えている。乾燥が気になる今の季節は、こっくりとしたクリームタイプのアイケアアイテムが人気だ」。また、目元ケア外では「おうちで過ごす時間が長くなり、ご自身でケアできる美容機器、ボディーケアアイテムが引き続き好調。寝付きが悪いという方も増えており、ピローミストなど香りアイテムも動いている」と明かす。

【コスメキッチン】
アイケアは前年同月比43%増と好調

1位「マルティナ」“アイケアクリーム”(15mL、3200円)
2位「アンティポディース」“キウイシード ゴールド アイクリーム”(30mL、6700円)
3位「トーン」“モイスト リッチ アイクリーム”(15g、3000円)
4位「エッフェオーガニック」“コンセントレートアイクリーム”(10g、4500円)
5位「ドゥーオーガニック」“コンセントレート アイ バーム”(16g、8000円)

 渡邊周子コスメキッチンPRは、「1位の『マルティナ』は、アボカド油配合で、こってりとしたリッチなテクスチャーが特徴。香料不使用で、敏感な目元にうるおいとハリを与える。インスタライブ配信や、IGTV投稿の効果により人気上昇。『マルティナ(MARTINA)』はお客さまからの注目度も増していて、スタッフ人気も非常に高い。2位の『アンティポディース(ANTIPODES)』は、昨年夏に発売した、抗酸化作用の高い『ヴィナンザ』、23Kゴールド配合の贅沢なアイクリーム。目の下のくすみ、クマにアプローチし、目周りを明るく、目元をふっくらと輝かせる。朝晩使えるライトなテクスチャーで、リモートワークの方々からも支持されている。リサイクル可能なガラスボトルを使っていてサステナブルな点もポイント。3位の『トーン(TO/ONE)』は、みずみずしいテクスチャー、価格、チューブ状で持ち運びできるサイズ感が人気。『トーン』のスキンケアをライン使いされている方からも選ばれている。ウチワサボテンオイルとフラワーエキス配合で、透明感のある整った目元に。4位の『エッフェオーガニック(F ORGANICS)』は、密着度が高く、心地よい香りが楽しめる高保湿アイクリーム。エイジングにフォーカスした植物エキス配合で、使用した翌朝にはふっくらとした目元に。カラスムギエキスがハリ感を与える。5位の『ドゥーオーガニック(DO ORGANIC)』は、2020年11月発売の目元用バーム。じゅわっと、とろけるような濃厚テクスチャーで目元にぴたりと密着し、バームの膜厚ラップ効果で濃密なうるおいを与える。毎晩の『塗る目元パック』としてだけでなく、リップバーム、マスク擦れのケア、リッチなスペシャルパーツケアとしてマルチユースなのも魅力」。

 全体傾向については「売り上げが前年に届かないブランドもあるものの、カテゴリーとしては前年同月比43%増と伸長した。特に、ニュージーランド生まれの『アンティポディース』は一部店舗でのポップアップ開催などで認知度が急上昇。コロナ禍にも関わらず同376%増と躍進した」と、好調の理由を明かす。

小竹美沙:1984年生まれ。女性誌やウェブマガジンで、ナチュラル&オーガニック&サステナブルなコト、モノ、人びとについて取材&発信中。2009年から恵比寿のファッションスクールのオフィシャルライターとして広報資料のライティングにも携わる