ファッション

「ユニクロ」から新“ワイヤレスブラ” ノンワイヤーの着用感&バストアップが可能に

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、2016年に“ワイヤレスブラ”を発売し、ノンワイヤーブラの市場拡大をけん引してきた。そして着々と下着市場のシェアを拡大し、揺るぎないポジションを確立している。同ブランドは1月18日、新商品 “ワイヤレスブラ シェイプリフト(以下、シェイプリフト”を、オンラインストアを皮切りに順次発売する。特許出願中の新機能を搭載した“「ユニクロ」史上最高のリフトアップをかなえる”ブラで、さらなるシェア拡大を狙う。

 「ユニクロ」が現在販売している “ワイヤレスブラ”は、胸のかたちに合わせて内蔵カップが伸縮して美しい胸に整える“3Dホールド(前ビューティライト)”、ボンディング仕様で開放感を追求した“リラックス”、スポーツに適した“アクティブ”の3タイプだ。それらにバストの美しい谷間をつくる“シェイプリフト”が加わる。美しいバストラインを追求した“アガる、ワイヤレス”と謳うこの“シェイプリフト”は、「楽な着け心地は手放せないけれど、バストメイクもしたい」という女性の要望を満たすブラとして開発された。

 “シェイプリフト”の特徴は、特許出願中の革新的なリフトアップ構造にある。樹脂パーツをブラカップの端と端をつなぐようにクロス状に施して両脇への広がりを防ぎ、バストの形を立体的にキープ。さらに、サイドから中央へとバストを寄せてカップに収め、バストの重みが最もかかるカップ下を支えて、上へとリフトアップする構造になっている。カップ下に樹脂パーツを入れたほうが、リフトアップするのは容易ではあるが、“ワイヤレスブラ”の快適性を損なわないよう着用感にもこだわって開発したという。

 「ユニクロ」の開発担当者は「時代はリラックスにフォーカスしたブラに流れているが、バストを美しく見せたいという願望は普遍的なものであり、自分のバストをどう見せたいかは千差万別。お客さまが自分に合うブラジャーを見つけられるよう、多くの選択肢を用意したかった」と話す。同ブラのサイズ展開はAA65/70からEF85/90まで10サイズ展開、それに海外限定の3サイズがあるが、全てのサイズ毎にカップの形状と内蔵する樹脂ワイヤーの角度を変えるなど細かな調整を行い、フィット感を追求している。カラーは、オフホワイト、ピンク、ライトグリーン、ネイビー、ブラックの5色。価格は1990円。

 “シェイプリフト”はデザインに関しても、今までにはないエレガントなテイストを表現した。コード糸の入った繊細なレースを全面にあしらい、カップ上辺から肩先にかけてはレースの透け感を楽しむことができる。前中心が深いVカットになったプランジカップはヨーロッパでもトレンドのデザインだ。セットアップで着用できるショーツはヒップ部分まで総レースになっており、アウターにも響きにくいので単品買いも期待される。コロナの先行きが見えない中、開発担当者は「自分のバストが美しくなることで、ポジティブになって欲しい」とコメント。“おうち時間”が長くなる中、楽な着け心地のノンワイヤーブラの需要はますます高まっている。その一方で「このままノンワイヤーブラやブラトップばかり着けていて私のバスト大丈夫?」と心配する声も少なくない。今後は機能vs.快適ではなく、その両方を兼ね備えたハイブリッドなブラジャーの開発がますます進むだろう。その中で「ユニクロ」の“シェイプリフト”がどれだけ支持されるか注目したい。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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