ファッション

「ヴォーグ チャイナ」の名物編集長が退任 中国ファッションのグローバル化をけん引

 「ヴォーグ チャイナ(VOGUE CHINA)」を創刊から16年間率いてきたアンジェリカ・チャン(Angelica Cheung)編集長が退任するようだ。同誌を発行するコンデナスト・チャイナ(CONDE NAST CHINA)からはコメントを得られなかったが、米「WWD」のスタッフが見た内部メモによると12月8日で退任。後任は未定で、チャン編集長の今後も明らかになっていない。

 中国のファッション業界で最もパワフルな女性として知られるチャン編集長は1966年に北京で生まれ、文化革命の中で育った。北京大学で法学と英語の学位を取得し、香港の英字新聞「イースタン・エクスプレス(EASTERN EXPRESS)」のジャーナリストとしてメディア界でキャリアをスタート。その後、香港版「マリ・クレール(MARIE CLAIRE)」や「エル チャイナ(ELLE CHINA)」などの編集長を務めた後、2005年に「ヴォーグ チャイナ」の創刊編集長に就任した。彼女は国際的なクリエイターを同誌に紹介するとともにグローバルブランドの中国進出に携わり、中国人スーパーモデルや若手ブランドの育成や国際的な活躍の支援にも尽力。中国におけるファッションの発展や中国ファッションのグローバル化への貢献は計り知れない。

 退任については、「別れを告げるのは決して簡単ではないが、これほど長く続けるつもりはなかった。もともと『ヴォーグ チャイナ』を創刊した後、法律家としてのキャリアを積もうと考えていたが、そうはならなかった。5年、10年、そして今15年という節目を迎え、退任するのにふさわしい時が来たと感じていた」と語った。

 なお、新編集長が決まるまでは、現在グローバルコンテンツを監修するアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト(CONDE NAST)アーティスティック・ディレクターがチャン編集長とデニス・スエン(Denise Suen)「ヴォーグ チャイナ」マネジング・エディターと密に連携し、スムーズな移行を図るという。

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