ファッション

リアーナがイスラム教徒に向けて謝罪声明を投稿 ショーBGMに非難の声

 リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)は、自身のランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」の2020-21年秋冬コレクションのショーで使用したBGMを巡って謝罪した。使用されたのはロンドンを拠点に活動する音楽プロデューサー、クークー・クロエ(Coucou Chloe)が17年にリリースした楽曲「Doom」で、ハディースというイスラム教の預言者ムハンマドの言行をまとめた書物の一節がリミックスされている。ハディースはイスラム教にとってコーランに次ぐ第二の聖典であり、非常に神聖なものとされている。さらにイスラム教では女性が人前で肌を隠す習慣もあるため、ランジェリーショーにおける同曲の使用は配慮が足りていないとSNSで非難の声が上がった。

 これを受けてリアーナは6日、自身のインスタグラムのストーリーに謝罪声明を投稿した。「『サヴェージ×フェンティ』のショーの配慮のなさを指摘してくれたイスラム教コミュニティーに感謝する。そして何より、この不注意による大きな間違いについてお詫びしたい。多くのイスラム教徒である同志を傷つけてしまったと理解しており、この件について心を痛めている。いかなる神や宗教に対して無礼を働くことはあってはならないし、私たちのイベントでこの曲を使用したことは完全に無責任だった。今後このようなことが二度と起こらないようにする」と述べた。

 一方楽曲を手掛けるクークー・クロエは、「私の曲『Doom』で使用されている音源による無礼について深くお詫びしたい。この曲はオンラインで見つけたバイレ・ファンキ(ブラジル発祥のダンス音楽)のサンプルを使用して作成した。そしてそれがイスラム教のハディースの一節を使用していると知らなかった。音源に使われている言葉をきちんと調べなかったということに全責任を負い、私に説明するために時間を割いてくれた皆さんに感謝したい。すべての音楽ストリーミングサービスからこの楽曲を削除した」とツイッターに投稿した。

 「サヴェージ×フェンティ・ショー Vol.2(Savage x Fenty Vol.2)」と題した同ショーは2日からアマゾンプライムで配信され、リアーナに加えてリゾ(Lizzo)やカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)など豪華メンバーが出演した。19年に行った1回目のショーでは、さまざまな体形や人種のモデルを起用して称賛を浴びており、同ブランドは多様性と包括性の追求をミッションに据えた事業展開で幅広い人気を獲得してきた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

盛り上がる”スピリチュアル消費“を分析 「心に寄り添ってほしい」ニーズに向き合う

「WWDJAPAN」10月25日号は、“スピリチュアル消費”特集です。ここ1〜2年、財布の開運プロモーションや星座と連動したコスメやジュエリーの打ち出しがますます目立つようになっています。それらに取り組むファッション&ビューティ企業と、その背景にある生活者の心理を取材しました。 スピリチュアルと聞くとやや怪しさがありますが、取材を通して見えてきたのは「心に寄り添ってほしい」という女性たちの普遍的な…

詳細/購入はこちら