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リアーナの「サヴェージ×フェンティ」がサブスク料金トラブル 1億6000万円を支払い決着

 リアーナ(Rihanna)が手掛けるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、定期購入プログラム(サブスクリプションプログラム)の料金体系や価格の表示内容に誤りがあったことなどが消費者に誤解を与えたとして、120万ドル(約1億6560万円)を支払うことで決着させることに合意した。「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」の代表者からのコメントは得られなかった。

 「サヴェージ×フェンティ」は、定期購入プログラムにかかる定期料金についてVIP会員に知らせず、自動更新料についても適切な同意を得ていなかったという。また、価格や商品購入に使用できるポイントについて誤った内容を宣伝していたとみられている。

 カリフォルニア州サンタ・クララ市の地方検事局が作成した裁判資料の中で、ジェニファー・デン(Jennifer Deng)副地方検事は、「消費者は何にいくら支払っているのか、またその頻度を事前に知る権利がある」「企業は自動更新料について透明性を保つ義務がある」と述べている。

 カリフォルニア州法では、消費者向けの事業者は自動更新にかかる費用について「はっきりと目立つように」開示しなければならないと定められている。VIP会員は入会金の支払後、商品を追加で購入していなくても料金を請求されたと裁判資料に記されている。また、会員登録を解約した消費者は全額払い戻しを受けられなかったという。

 同社は調査に協力し、ウェブサイトや自動更新通知、ポイント制度、広告手法などに変更を加えたほか、罰金100万ドル(約1億3800万円)、調査費用5万ドル(約690万円)、VIP会員への返還金15万ドル(約2070万円)の計120万ドル(約1億6560万円)を支払うことに合意した。

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