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YKKの20年4〜6月期は初の赤字に転落 純損失28億円

 YKK(未上場)は2020年4〜6月の純損益が28億円の赤字(前年同期は79億円の黒字)に転落した。赤字は、2011年3月期から四半期ごとの業績開示を開始して以来初めて。YKKはファスナーの世界最大手で世界72カ国・地域に拠点を持つ、日本のファッション部材企業きっての優良企業の一つだが、新型コロナ禍による世界的なアパレル産業の落ち込みが直撃した。売上高は前年同期比25.0%減の1400億円、営業利益は同99.3%減の7600万円、経常利益は同98.0%減の2億2900万円だった。

 エリア別では、売上高は前年同期の333億円から191億円に減少したアジア(中国を除く)の落ち込みが一番大きく、ついでラグジュアリーブランドを中心にファスナーを供給する欧州(EMEA)が132億円から78億円に、中国は267億円から184億円に落ち込んだ。

 ファスニング事業は、売上高が同42.0%減の500億円、営業利益は同95.1%減の7億2200万円だった。各国での都市封鎖や経済活動の自粛などが本格化、YKKも各地の工場が操業停止に追いこまれた。同社は報告書で「足元では段階的な移動制限の解除や小売店舗の再開に伴い、徐々に受注の持ち直しは見られるものの、極めて厳しい事業環境は継続している」という。

 なお国内の売り上げ比率が高く窓サッシなどを展開するAP事業は、売上高が同10.1%減の892億円、営業利益が同38.1%減の18億円となり、ファスニング事業に比べると落ち込み幅は少なかった。

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