ビューティ

MTGが業績予想を上方修正 コロナ禍の巣ごもり消費で赤字幅縮小

 MTGは、19年10月~20年6月期の決算を発表した。売上高が前年同期比10.2%減の248億円。営業損益は9億4000万円の赤字(前期は73億円の赤字)、経常損益は6億3000万円の赤字(同74億円の赤字)、純利益は2億1000万円(同96億円の赤字)だった。同社の2019年9月期通期決算は、19年5月に中国での不適切会計が明らかになったほか、中国での「リファ(REFA)」不振などが響き純損益で262億円の赤字を計上していた。

 四半期の2020年4〜6月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響により国内店舗や海外事業の売り上げが減少した一方で、“巣ごもり需要”が増加したことで国内EC事業が売り上げ計画を上回ったほか、構造改革による経費削減も奏功。売上高が前年同期比1%減の94億円で、自宅でのトレーニングやホームエステなどの需要により「シックスパッド(SIX PAD)」や「リファ」、5月に立ち上げた健康・衛生ブランド「ウィズマスク(WITH MASK)」と「ドゥキレイ」が売り上げに寄与した。営業利益は通販事業が好調だったため粗利率が改善されたほか、全社的な経費節減などもあり前年同期比39億円増の11億円で着地。純利益は同49億円増の10億円となった。

 また、4月に発表していた2020年9月期通期の業績予想を上方修正し、売上高340億円(4月発表時は320億円)、営業損益は1億円の赤字(同25億円の赤字)、経常損益は6000万円の赤字(同25億円の赤字)、純損益はトントン(同25億円の赤字)とした。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。