ファッション

「カルティエ」擁するリシュモンの会長が予測する消費動向の変化

有料会員限定記事

 「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「ピアジェ(PIAGET)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」などの宝飾・高級時計ブランドや「クロエ」「ダンヒル」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINACIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は、2020年3月通期決算を発表した。決算発表会にはヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長がおよそ18カ月ぶりに登壇し、新型コロナウイルスの影響がもたらす消費動向の変化や今後の展望などについて語った。(この記事はWWDジャパン2020年6月8日号からの抜粋です)

 同社の2020年3月通期は売上高が前期比1.7%増の142億ユーロ(約1兆6898億円)だったが、新型コロナウイルスが発生した20年1~3月で見ると前年同期比18%減となった。ルパート会長は、「まさかこのようなパンデミックが起きるとは予想していなかったが、いずれは景気が悪化することを見越して数年前から準備していたことが幸いし、当社の財務状況は健全だ。手元資金は24億ユーロ(約2856億円)もある」と述べた。

この続きを読むには…
残り2420⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。