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ご近所への外出にはやっぱりスニーカー!“甘フェミ使い”のアレンジ技を紹介

 “巣ごもり”が続いていますが、買い出しなど「ちょっとそこまで」の足早な外出に欠かせないのは、やはりスニーカー。スニーカーは近頃、ランウエイショーでも見慣れた存在になっています。外出自粛が徐々に緩和することを願いながら、これから夏に向かって試したい、スニーカーを生かしたおすすめコーディネートを紹介。注目は“フェミニン度高め”な服とのミックスです。スニーカーが過剰な甘さを抑えつつ、若々しさやアクティブ感を添えてくれます。

 韓国出身デザイナーがパリで発表している注目ブランド「ロク(ROKH)」は、優美なスカートルックにスポーティーなスニーカーをマッチング。布をたっぷり使ったスカートが主役を張りながらも、ディテールの凝ったスニーカーが足元で程よく主張します。コンパクトなポロシャツとの相乗効果で“フィット&フレア”の好バランスコーデに。今回は海外のおしゃれスナップを参考に、差が付くスニーカーコーデのポイントをおさらいしてみました。

スリットからスニーカーをのぞかせて

 フェミニン濃度が高めのボトムスと言えば、スリット入りやアシンメトリーのスカート。ヒール靴で合わせるとオーソドックスな見え具合にまとまりますが、スニーカーを相棒に選ぶとヘルシーな着映えに仕上がります。

 深めのスリット入りのロングスカートは、夏場は涼やかにまとえるので重宝します。足さばきがよいのに加え、レッグラインを程よく露出し、女らしさを薫らせてくれます。そこに、あえてキャンバス地のスニーカーで合わせて、軽やかさをプラス。ゆるっとしたトップスとのコントラストも効いています。

 写真2枚目はアシンメトリーのスカートにスニーカーを合わせたパターン。イレギュラーなヘム(裾)が脚をシャープに見せています。裾先がとがったヘムにはモード感が漂いますが、スポーティーなスニーカーを引き合わせれば、気張らないテイストに落ち着きます。ドレーピーなトップスもドレッシーなだけに、足元に抜け感を添えるのがグッドバランスの肝です。

ドレッシーなワンピースをムードチェンジ

 ほぼ1枚で過ごせるので、夏の装いに重宝するワンピースやセットアップ。上品にまとまりやすいアイテムですが、スニーカーとのコンビネーションはこなれ感を呼び込んでくれます。

 構築的なシルエットが目を引くワンピースには、エレガント靴で合わせるのがセオリーですが、この日のチョイスはゴツめのスニーカー。図体大きめのスニーカーがドレスダウン効果を発揮。足元にボリュームを持たせることによって、きゃしゃ感も引き出す仕掛け。スニーカーの“1点投入”という鉄則を守った好判断です。

 ダイナミックな総柄の装いに、ドレッシーな靴を添えると、トゥーマッチの見え具合になりがち。そこでおすすめなのが“引き算”のアレンジです。写真2枚目のレトロなプリント柄のセットアップ風コーデは、全身をモチーフで埋め尽くしている分、スニーカーは無地のプレーンなタイプが正解。アイウエアと共に、ストリート感を加えて、ミックステイストにまとめ上げています。

ミニ丈ボトムスとのコンボ技で元気いっぱいに

 スニーカー特有の元気感や若々しさを、装いのスパイスとして差し込む使い方も効果的です。中でもミニ丈ボトムスとのコンビネーションは抜群。ジャケットやワンピースといった“非カジュアル系”のウエアにぶつけて、ずれ感を引き起こすコーデを組み立てられます。

 写真1枚目は、じわじわと人気が高まってきたミニ丈ボトムスに、テーラードジャケットをオン。ジャケットのきちんと感が利いて、ミックステイストのコーデに仕上がりました。足元にはハイカットのスニーカーを迎えて、アクティブな気分を呼び込んで。トップスの白とスニーカーの白が響き合う演出です。

 色のコントラストを生かしたコーデにスニーカーを組み込むと、全体にリズムが加わります。2枚目の写真は「バーバリー(BURBERRY)」のコレクション会場に現れたファッショニスタ。ポロシャツを上下に縫い合わせたかのようなユニークなワンピースはスポーツテイストでありつつ、深めのスリットが女っぽい。服のキーカラーに合わせたツートーンのボリューミーなスニーカーで、ポップで軽やかな気分を印象づけました。

 スニーカーをフェミニンルックに混ぜ込むスタイリングは、手持ちワードローブのご近所使いにも生かせそう。今どきの外出に求められるキビキビした足運びにも役立つ、出番が見込めるコーデ術です。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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