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LVMH系ファンドが初めて日本の化粧品ブランドを買収 ミネラルコスメ「エトヴォス」

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン系投資ファンドのLキャタルトン・アジアは、国産ミネラルコスメ「エトヴォス(ETVOS)」を展開するエトヴォス(大阪・尾川ひふみ社長)を買収する。同社の株式の過半数を取得し、経営体制のいっそうの強化を図るため、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長とシャネル合同会社の元特別顧問の黒田眞稔氏が社外取締役として就任する予定だ。なお、Lキャタルトンが日本の化粧品ブランドに投資するのは今回が初めてで、出資比率や投資額は非公開となる。社長は尾川ひふみエトヴォス社長が続投する。

 清水俊孝Lキャタルトン・アジア マネージング・ディレクターは今回の投資について「ナチュラル化粧品業界は、昨今の化粧品に対する安全・安心志向の高まりを背景に、今後も継続的な成長が期待される。その中でも 『エトヴォス』は、肌へのやさしさを追求した高品質な商品群の提供を通じて、同業界内で差別化されたブランドポジションを築いている。ブランドのさらなる成長に向けて事業戦略および世界水準のオペレーション構築を積極的に支援していく」とコメントした。

 一方、尾川氏は「Lキャタルトンは、グローバルのコンシューマーに対する深い理解や、世界有数のコスメブランドへの豊富な投資実績を有している。創業以来、一貫した企業理念で経営してきた当社にとって、さらなる成長段階へと踏み出すにあたり重要だったのは、当社のミッションに共感してもらえるパートナーを見つけること。今後はLキャタルトンが有する、業界における卓越した専門知識や業界ネットワークを活用することで、店舗数の拡大、顧客体験の向上および高品質な商品のポートフォリオの拡充を図っていく。『エトヴォス』の成長は次の段階に向けて動き出している」と述べた。

 「エトヴォス」は2007年に誕生し、国産ミネラルコスメの先駆者としてクレンジング不要で肌にやさしいミネラルコスメや、肌本来の力を高める皮膚科学に基づいたセラミドスキンケアなどをはじめとしたナチュラルスキンケア、メイクアップ、ヘアケアの商品を展開。こだわりのある商品群に加え、メイクアップアーティストの河北裕介氏とコラボした商品(現在は販売終了)などでも注目を集め人気を博している。現在は百貨店やバラエティーショップ、公式オンランサイトなどで販売。今後はアジアを中心とした海外市場への参入を目指す。

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