ビューティ

春夏なのにマットリップ?! 質感で作るリップメイクに注目

 「WWDビューティ」の1月23日号は2020年春夏ベースメイク&新色特集です。@wwd_jpのインスタグラムでは春夏メイクのアイ、リップ、チーク、ベースのカテゴリーごとに「今季の新作の中でどちらのアイテムや色を使いたいか」という二択のアンケートを行いました。

 リップのカテゴリーでは、春夏の定番になっている艶のある仕上がりのリップが大半を占めましたが、マットリップも多数登場しました。そこで「春夏のリップトレンドはこの2つ、どちらを使ってみたい?」という質問をしてみたところ、「高発色マットカラー」は25%、「透け感のあるツヤカラー」は75%という回答を得ることができました。圧倒的に“艶”の人気が高かったのですが、春夏にマットを試してみたいと思います。

 マットリップは近年秋冬に定番化し、赤やプラム、ブラウンなどのダークカラーが人気です。リップをダークカラーのマットに変えるだけで季節感が出せて、一本持っていればしっかり塗ってクラシカルにも仕上げることができますし、指でぼかせばナチュラルかつカジュアルに仕上げることができるので取り入れている人も多いのではないでしょうか。そんなイメージのあるマットリップですが、春夏で登場したマットリップは一味違います。色もさることながら“マット”という質感に注目していただきたいのです。

 そのマットな質感とは、ダークなカラーだとくっきりとした印象に仕上がりますが、オレンジやピンク、ベージュといった春夏の鮮やかなカラーで取り入れるとふんわりとした印象になります。そして艶感のあるリップよりも派手さが抑えられるので、目元にカラーを取り入れたときに口元をマットにするとちょうどよくバランスをとることができます。

 大人の女性に向けたメイクを提案する「アンプリチュード(AMPLITUDE)」」は、「ヌーディ スプリング カラーズ」をテーマに、目元はスモーキーな紫やグリーン、バーガンディーといった華やかさのあるカラーメイクを、口元はマットリップでヌーディーに仕上げることでバランスをとることを打ち出しました。

 昨年リブランディングを行った「ルナソル(LUNASOL)」は、コレクションテーマ“ディスコード(不協和音)”のもとにカラフルなアイシャドウを展開する一方で、「シームレスマットリップス」(全12色、うち限定2色)を発売し、色と色がぶつかり合いながらも美しく響き合うメイクを提案しました。マットリップにすることで、ひと塗りでも指でぼかしたようなこなれ感が出るのも特徴です。

 ほかにも「シャネル(CHANEL)」や「スック(SUQQU)」「トムフォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」などからもマットリップが続々と登場しました。塗り心地も、マットながら乾燥やパサつき、ムラを解決しようと取り組んで処方を工夫しており、使いやすいものが多い印象です。冬のダークカラーのマットリップに抵抗感のある人は、春夏にふんわり感をつくるために取り入れてみてはいかがでしょうか。

 春っぽい顏やメイクは色だけではありません。艶なのか、マットなのか取り入れる質感にも気を配るとメイクの可能性が広がります。マットは秋冬のイメージが強く、あまり支持は集めませんでしたが、SNSなどのHOW TO動画で勉強をするメイクに熱心な人も多くなっているので、質感にも気を遣う人が増え、マットリップは春夏にも定着するのではないかと予想しています。

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