ファッション

「シュプリーム」のスケートボード・コレクションが1370万円で落札 中国人コレクターが電話で入札

 6月27日に開催されたロンドンのオークション会場、ボナムス(BONHAMS)でのオークションに「シュプリーム(SUPREME)」のスケートボード・コレクションが出品され、落札予想額10万~15万ポンド(約1370万~2055万円)に対し、最低価格の10万ポンドで落札された。

 ストリートブランドとして常に注目を浴びる「シュプリーム」だが、ニューボンドストリートにあるボナムスのオークション会場に集まった入札者はわずか23人で、ほかに12人が電話入札で参加。オークション開始から1分で電話入札した中国人コレクターが落札した。出品されたのは2011~19年に発売された131枚のスケートボードのレアコレクションで、スケートボード1枚あたりの価値は763ポンド(約10万円)となった。

 スケートボード・コレクションの中にはチャップマン・ブラザーズ(The Chapman Brothers)やウルス・フィッシャー(Urs Fischer)、シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)、ナン・ゴールディン(Nan Goldin)、マイク・ケリー(Mike Kelly)といったアーティストとのコラボレーションモデルや、ブルース・リー(Bruce Lee)や映画「ゴッドファーザー」、「キャット・イン・ザ・ハット」などをモチーフにしたスケートボードが含まれていた。

 「シュプリーム」の公式ウェブサイトでスケートボードは49~88ポンド(約6700~1万2000円)で販売されており、オンラインリセールサイト「ストックX(StockX)」では50~200ポンド(約6800~2万7400円)で取引されている。今回落札されたコレクションの中で最も高値で取引されているものは、16年のウルス・フィッシャーとのコラボによる、シガレット・アートがプリントされた「Toasted」「Baked」「Fried」シリーズのもので、1枚当たり1532ポンド(約20万円)で売買されている。

 意外にも盛り上がりに欠けるオークションとなったが、どんなに高騰したとしても中国の熱狂的ファンにとって価格は関係なさそうだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。