ファッション

ロコンドが“対ゾゾ同盟” 田中社長が「圧倒的な2位グループを作る」

 ファッションECモール中堅のロコンドは、ファッションEC最大手の「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の対抗策として、資本提携も含めたファッションECの再編に乗り出す。田中裕輔ロコンド社長は「日本のファッションECはプレーヤーが多すぎる。小さいところで手を組むことで業界全体の効率化に取り組みたい。まずは“同盟”で年間の商品流通総額300億円プラスアルファを目指す」と語った。ファッションECモールは、首位の「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイが流通総額2700億円(2018年3月期見通し)で圧倒的首位にあり、2番手以降はマガシークや丸井のECモールなどが200億円前後にとどまっている。ロコンドも18年3月期で100億円の計画になっている。

 田中社長によると、対ゾゾ同盟の狙いは「在庫の共通化により、ブランド側からニーズの強い在庫の分散化を防ぐこと」。また、ファッションECモールは写真の撮影や配送を含めた物流も各自が行っており、合計1万坪の自社倉庫や1日5万アイテムの入荷処理能力を持つなど「効率では業界一」(田中社長)の配送モデルをテコに複数のモールと幅広いアライアンスを組むことで、ファッションEC全体の効率化を目指し、首位の「ゾゾタウン」を追撃する。アライアンスに関しては、第1弾を今春をメドに締結する計画だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。