OTBは9月15日、傘下に持つジル サンダー(JIL SANDER)の新たな最高経営責任者として、モンクレール(MONCLER)のマルコ・ヴィガーノ(Marco Vigano)前グローバル最高顧客責任者(CCO)兼EMEA地域社長を任命した。同日付で着任し、OTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOの直属となる。
なお、前任のセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)最高戦略責任者(CSO)兼ジル サンダーCEOが2025年7月末に退任して以来、ミネッリCEOが暫定的に同ブランドのトップを兼任していた。
ミネッリCEOは、「『ジル サンダー』は力強いクリエイティブ上のヘリテージと独特のアイデンティティーを持つ、グローバルなラグジュアリーセクターの中でもユニークなブランドだ。マルコのさまざまな海外市場における経験とナレッジはブランドの今後の成長に貢献し、さらなる開発およびポジショニングの強化を支えてくれるものと確信している」と語った。
新CEOはラグジュアリーの経験が豊富
ヴィガーノ新CEOは、ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック大学(Universita Cattolica del Sacro Cuore)などを卒業。同氏のビジネスSNS「リンクトイン(LinkedIn)」によれば、地方紙のジャーナリストを経験した後、シティバンク銀行を経てロレアル(L'OREAL)に入社した。08年から12年まではルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、12年から15年まではグッチ(GUICCI)、15年から21年まではサンローラン(SAINT LAURENT)でさまざまな地域の要職を歴任。21年9月から24年9月まで、オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)で最高商務責任者とCCOを務めた。24年10月、モンクレールにグローバルCCO兼EMEA地域社長として加わった。
OTBは、02年の設立。ほかに「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁している。