ファッション
特集 推し活のパワー 第9回 / 全13回

KAWAII LAB. 木村ミサ 推し活がつなぐ、ビジネスと「かわいい」カルチャーの未来

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PROFILE: 木村ミサ/「KAWAII LAB.」総合プロデューサー

木村ミサ/「KAWAII LAB.」総合プロデューサー
PROFILE: (きむら・みさ)1990年12月25日生まれ、群馬県出身。雑誌「ジッパー(Zipper)」でモデルデビューし、2014年から約3年、アイドルグループ「むすびズム」のメンバーとして活動した。その後アイドルの経験を生かし、22年からアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」の総合プロデューサーを務めている

KAWAII LAB.は、FRUITS ZIPPERを筆頭に現代のアイドルシーンを席巻するアイドルプロジェクトだ。それらを率いる木村ミサ総合プロデューサーは、かつてのアイドル像を「NEW KAWAII」という言葉でアップデートし、ファンの熱量を巨大な経済圏へと昇華させている。今回、推し活カルチャーが持つ真のパワーと、ビジネス的な展望について話を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月18日号からの抜粋です)

木村ミサの頭の中

WWD:FRUITS ZIPPERの楽曲「わたしの一番かわいいところ」は、ユーチューブ(YouTube)の再生回数が約7300万回を突破(2026年5月時点)。この爆発的ヒットは、どこまで想定していたのか。

木村ミサ(以下、木村):正直、ここまで大ヒットするとは思いませんでしたが、この楽曲はSNS、特にTikTokでの拡散を強く意識しました。狙ったのは、縦型動画の画角に収まる「顔まわり」の振り付けです。ライブとは別に、ユーザーが気軽に真似できる専用の振り付けも用意しました。

WWD:楽曲の歌詞やメッセージ性も、これまでのアイドルソングとは少し違う印象を受ける。

木村:自分の推しを広める際に使いやすい音源にしたいと考えました。歌詞に「かわいい」というワードを連発させたのは、アイドルとファンが「相思相愛」になれる関係性を表現したかったからです。投稿されるアイドル側も自信がつき、ファンの方も自分の推し活を肯定できる。今の「推し活ブーム」において、みんなが日常的に使いやすいBGMとしての機能を重視しました。

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