「シャネル(CHANEL)」は、アイコンウオッチ“J12”の新キャンペーンを発表した。ブラジル出身のモデル、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bündchen)らを起用。タグラインは「In the greatest strength lies softness(揺るぎない強さの中に宿る、しなやかさ)」で、新たなビジュアルを通して“J12”の原点である水や海のイメージに立ち返り、タイムピースとしての独自性に改めて光を当てる。
「シャネル」時計・宝飾部門のマリアンヌ・エチェバーヌ(Marianne Etchebarne)=イメージ&コミュニケーション グローバル ディレクターは、「本キャンペーンは“J12”にとって重要な新章。“J12”の原点に立ち返り、デザインとスピリットの両面からその独自性を改めて打ち出したい」とコメント。「水の世界は常に“J12”の物語の核心にあった。このキャンペーンでその原点へ回帰することは、特別な意味を持つ」と続けた。
公開された約1分間の映像では、ブンチェンとフランス人モデルのクレマン・シャベルノー(Clement Chabernaud)が“水”を舞台に登場。ブンチェンは外洋を進むヨットに、シャベルノーは川を下るボートに乗り、セラミック製の“J12”38mmモデルを着用する。
“J12”は、40年にわたり「シャネル」のアーティスティック・ディレクターを務めた故ジャック・エリュ(Jacques Helleu)がレーシングヨットから着想を得て構想したスポーツウオッチ。ケースとブレスレットに全面セラミックを採用した初のモデルとして2000年に登場した。名称は、19世紀から続く国際ヨットレース「アメリカズカップ」で20世紀初頭に使用された12メートル級の「Jクラス」ヨットに由来する。ジェンダーニュートラルなデザインは発売当初から女性顧客の支持を集め、3年後に登場したホワイトモデルとともにブランドを象徴するコレクションへと成長した。
近年「シャネル」は、アルノー・シャスタン(Arnaud Chastaingt)=ウォッチメイキング・クリエイション・スタジオディレクターのもと、バケットカットのブルーサファイアをインデックスに配した“J12 ブルー”を発表するなど、バリエーションを拡充。さらに24年10月には、英オックスフォード大学とケンブリッジ大学による大学対抗ボートレース「ザ・ボートレース」とパートナーシップを締結し、タイトルスポンサー兼公式タイムキーピングパートナーに就任した。25年以降、同大会は「シャネル J12 ボートレース」として開催されている。