「エルメス(HERMES)」は、2026-27年秋冬メンズ・コレクションをパリで現地時間1月24日に発表した。37年にわたり同ブランドのメンズウエアを率いたヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)にとって、 パリでの最後のショーとなった今回。節目となる一夜に、ゲストはその功績を称えるかのように、いつも以上にドレスアップして会場に駆けつけた。明確なドレスコードは設けられていなかったものの、来場者の装いには、示し合わせたかのようにメゾンを象徴するレザーが選ばれていた。ジャケットやブルゾン、今季のランウエイでも多く登場したシアリング、ニットの一部に用いたデザインなど多彩な表情のレザーが見られた。淡いブルーやグリーンの絶妙なニュアンスカラーが、重厚な素材に軽やかさを添えている。
タイドアップにレザーのアウトドアウエア風アウターを合わせる着こなしや、リラックスシルエットのパンツで仕上げたエフォートレスな佇まいは、ニシャニアンが築き上げた、軽やかなエレガンスを宿す「エルメス」の男性像を体現するもの。バッグは“オータクロア”と“バーキン”の支持率が高く、時代を超えて愛されるアイコンが来場者の優雅なスタイルを完成させていた。