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AAA宇野実彩子 × 與真司郎、20周年で再集結 今だから語れるグループへの想い

2020年の活動休止発表から数年、それぞれの道を歩んできたAAA(トリプル・エー)のメンバーが、デビュー20周年という節目を迎えて再び集結。宇野実彩子・與真司郎・末吉秀太によるファンミーティング「AAA 20th Anniversary - Always, All Around -」が、2月と3月に愛知、兵庫、東京の3都市で開催される。今回、宇野実彩子と與真司郎が、今だからこそ語れるグループへの愛、グループとソロアーティストの取り組みの違い、そして激変したプライベートの価値観まで、その胸中を真っ直ぐに明かした。

離れて気づいたAAAのすごさ

——活動休止という期間を経て、改めて「AAA」というホームを客観的に見る時間があったと思います。外の世界に身を置いたことで、見えてきたものはありますか?

與真司郎(以下、與):離れて気づいたのは、やはりグループの良さでした。仲間がいることの心強さ、仲間と歌ってパフォーマンスができる強みなどをすごく感じました。ソロ活動を始めたからこそ、グループのありがたみがもっとわかるようになりましたし、自分はメンバーに助けられて生きてきたんだなと、すごく感じましたね。

宇野実彩子(以下、宇野):そうですね。やはりAAAの、男女グループならではの良さというか、なかなか真似できない唯一無二のグループだなと思いました。活動休止を経て、そんなグループの魅力を客観的に受け止めることができて、すごくうれしかったです。

そして改めて、楽曲の強さも感じます。歌唱もそうですが、キャッチーなJ-POPサウンドを、スタッフさんも含め、メンバーみんなで作り上げてきたので。それもエンターテインメントとしてすごくライブ映えするというか。いろんな顔を見せられる楽曲たちが勢ぞろいしていて、それはすごい宝だなと思います。

——印象深い楽曲として何を思い出しますか?

與:AAAをいろんな人に知ってもらうきっかけになった曲というと、やはり「恋音と雨空」だったんだろうな思います。

宇野:「LIFE」とかも、AAAの良さを改めて伝えよう、というコンセプトで作った楽曲なので思い出深いです。

——ソロとグループでは、表現したいことやアプローチも変わってくるのでしょうか?

與:違う音楽を狙っているわけではないですが、僕は小学校5年生からずっと洋楽を聴いてダンスをやっていたので、どうしても自分の好きな曲を作ると洋楽寄りの音楽になりがちです。好きな曲を作ると、やはりJ-POPから少し離れたサウンドが多くなるのかなとは正直思います。でも、J-POPが嫌いというわけではなく、AAAのJ-POPのキャッチーさの良さもすごく分かるので、どっちも楽しんでいる感じです。

4月に3枚目のソロアルバムを出すのですが、今回は特にカミングアウトをしてから主に制作していた楽曲なので、自分の価値観や恋愛観など、思っていることを歌詞にしています。外国の方と作った曲も多くて、英語のリリックも多かったりもするのですが、できるだけわかりやすくしたつもりです。自分の気持ちに対して、よりオープンなアルバムになったなと思います。

宇野:ソロで表現したいこと自体は、常に変化していきます。初期の方は恋愛ソングを多めに作っていて、それがその時私が歌いたいことでした。でも、ライブを重ねたり人生経験を積み重ねる中で、伝えたいメッセージがどんどん変わっていきました。私は歌詞を書いていますが、エールソングやメッセージソングが書きたくなることが増えたり、自分の状況に合わせてリアルタイムに真っ直ぐ表現しています。今の私から伝えたい言葉を音楽にしっかり残せるという意味では、AAAの楽曲とはまた違う楽しさがありますね。

今が一番「楽」

——今回のプロジェクトで久々に顔を合わせたお二人ですが、お互いに「変わったな」「変わらないな」と感じる部分はありますか?

與:実彩子は、いい意味で昔から本当に変わらないです。見た目も変わらないですし、落ち着いた感じも変わらない。僕より2個上のお姉ちゃんですが、昔から大人っぽくて。精神的にも常に安定していましたし、悩んだ時期はあってもあまり表に出さない。本当に強い女性だなといつも思っていて、そこがかっこいいなと思います。今も変わらない強さがありますね。ブレないですよ、本当に。

宇野:自分では女子っぽいところも感じますけどね、だからこそ隠すために強くなるのかな。真司郎に関しては、変わった部分は事務所を出て一人でいろいろとハンドリングしているところです。ゼロからやりたいことを形にする中で、私が知らない厳しいところもたくさんあると思うので、とてもたくましいなと思います。年齢以上の生きる強さみたいなものをどんどんつけていて、すごく羨ましいというか、いいなと思いますね。

変わらないこととしては、昔から明るいポジティブなパワーがあるところです。真司郎なりに葛藤はたくさんあったんだろうけど、どうやってポジティブに変換していこうかと常に考えて動き続けて、今があるんだと思います。

——20代の頃と今、集まった時の空気感に変化はありますか?

與:違いますね。今の方がゆるいというか、許せる範囲が広くなったというか。

宇野:若い時って仕事の捉え方が分からないじゃないですか。レッスンの延長でみんなでやっていたのが、いきなり世間に見られて評価される側になって。その変化に追いつくのにいっぱいいっぱいで、余裕がなかったというのはありますね。

與:今の方が全然楽ですね。お互いに本音を言いやすくなったところもあります。もともと結構本音で話す仲ではあるんですけど、普段から連絡を取っているので、こういう仕事は久しぶりでもそこまで違和感ないです。

AAAを継続していくために

——今回の20周年プロジェクトは、どのような想いで決まったのでしょうか。

與:実彩子とは「20周年は何かやりたいね」と話していて。5人揃わないけれど、やはり20周年という節目で何かを伝えたい、無理に全員を縛るのではなく、今のそれぞれの生活や状況を尊重しながら、今できる最大限のことは何か、を話し合って決めました。

宇野:そうですね。誰かに決められたわけではなく、自分で「今のAAAとしてできること」を主体的に考えました。今の私たちが活動を継続していくためには、お互いの人生のバランスを大事にする「フレキシブルな形」がベストだと思ったんです。

與:そうですね。それが今の僕たちらしいし、ポジティブな選択だと思っています。

宇野:集まるとやっぱり思い出話も出ますね。47都道府県を回ったツアーがあったよね、みたいな。ツアーだけじゃなく、フェスやイベントを挟みながら回って、楽曲も毎月リリースしたり。あの有り難くも濃密なスケジュール、よくみんなで乗り越えてきたよね、とか。

與:あの頃の全力疾走があったからこそ、今こうして肩の力を抜いて集まれるんだなと感じます。

「こういう人たちが一つのグループにいるって、なかなかない」

——これまでの活動で、特に印象に残っている景色を教えてください。

與:この前話していたのは、最後のライブ。ドームツアーのラストの札幌とかは、もう僕と実彩子、裏にいるときから泣いちゃって。始まる前からウルウルして耐えられなかったですね。自分というより、ファンのみんなの悲しさが伝わってきて苦しかったです。楽しい反面「終わっちゃうんだ」っていう、今まで感じたことのない雰囲気が今でも印象に残っています。あとは最初の武道館とか。

宇野:デビュー1周年で、無料招待の武道館公演をしたんです。あのときは現地で振り付けが変わったり、大変だったな……(笑)。

與:試されてたんだろうね。どこまでついてこれるか、いけるか、みたいな。

宇野:私は、「a-nation」のヘッドライナーも印象的でした。デビュー当時はオープニングアクトで出ていて、入場する時、誰も見てくれてなくて、空席だらけの中で怒られながらやっていた記憶があるので。そこから考えるとヘッドライナーは感慨深かったです。

——活動休止から今までで、新しく大切になった価値観はありますか?

與:僕は、ただカッコつけるだけじゃなくて、自分の素をどんどん出していく良さ、ナチュラルな良さという考え方に変わりました。今までは24時間ずっとカッコつけないといけないと思っていたので。でも、それだけだと自分もしんどい。ナチュラルなところをどんどん出していく方が自分も気持ちがいいし、嘘がない。そのぐらいの気持ちでいると、逆にパフォーマンスも良い意味で力が抜けて、全体的に良い方向に変わったなと思います。

宇野:私はライフステージとしては、出産がやはり大きな出来事で、今は毎日が初めての挑戦の連続です。どうやって子育てと宇野実彩子という人生を両立させるか。どちらも全力でやりたいので、時間の使い方をすごく考えますし、限られた時間の中で判断を迫られたりするので、集中力が大事ですね。上手く出来ないこともたくさんあるけれど、どちらも全力で向き合う自分が好きです。

與:こういう人たちが一つのグループにいるって、なかなかないですよ。本当に虹色ですよね。

——最後に、仕事以外で挑戦したい個人的な目標を教えてください。

與:今は海外と日本を行き来しながら生活しているんですけど、僕はまだ南米に行ったことがないので、ペルーとかブラジルには行きたいなと思っています。なかなか日本人は行かないじゃないですか、真逆だから。最近ブラジル人の友達が増えたので、そろそろ行きたいなと。

宇野:私にしかできない40代の女性の生き方を堂々と楽しみたいです! 積み重ねた経験が自信をくれたり、自分らしい若さを探したり、なりたい自分をいろいろ想像しています。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:[MISAKO UNO]KAZUYO SHINATO、[SHINJIRO ATAE]SUGI(FINEST)
HAIR & MAKEUP:[MISAKO UNO]SAYOKO YOSHIZAKI(io)、[SHINJIRO ATAE]MAKI SATO

[MISAKO UNO]ジャケット. 14万3000円、トップス7万4800円、 パンツ 6万500円/全て アンナ チョイ(アンナ チョイ クライアントサービス info@maisonannachoi.com)、シューズ 10万4500円/ODISSI (メゾン・ディセット03-3470-2100)、ネックレス 1万9800円、ピアス 1万6500円、リング 1万7600円/全てジャミレイ(エルディスト ショールーム 03-4361-7243)

AAA20周年イベント

■「AAA 20th Anniversary - Always, All Around -」

愛知
日程:2026年2月22日
会場:Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
時間:(1部)開場 12:30 / 開演 13:30、(2部)開場 17:00 / 開演 18:00

兵庫
日程:2026年3月1日
会場:神戸国際会館 こくさいホール
時間:(1部)開場 12:00 / 開演 13:00、(2部)開場 16:30 / 開演 17:30

東京
日程:2026年3月8日
会場:LINE CUBE SHIBUYA
時間:(1部)開場 12:30 / 開演 13:30 、(2部)開場 17:00 / 開演 18:00

https://avex.jp/aaa/

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