ビューティ
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第117回

「チャラい!」から大逆転したSNSアカウント

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年末年始のお休みはダウンタイムの長い美容医療施術を受けて家でのんびり過ごすのが恒例で、今年も肌にガツンと効かせる施術を受け、日々感じる効果に大満足しています。

美容医療に関する発信をしていると、おすすめのクリニックをよく聞かれます。私も実体験としてよく分かるのですが、美容クリニック選びって本当に難しい。医師の技術や安全性を考えると「価格が高すぎても困るけど、安すぎも不安」なんてこともあり、慎重になります。最近はSNSで積極的に情報発信をしているクリニックも多く、参考にしています。とはいえ、過去にも警鐘を鳴らした通り、コンプレックスやルッキズムの助長になりかねない過激な発言で“バズればOK”のような無責任な投稿も少なくないので、見極めも重要です。

そんな中で、流行りのミームや砕けた口調で美容医療について発信する医師のアカウントに出合いました。率直に表すと“チャラい”!前述したような過激な発言で注目を集めるタイプか、と思いあまり気に留めていなかったのですが、おすすめ機能で何度か投稿を見ていてふと気がつきました。「テンションはチャラいけど、ものすごく有益かつ真面目な情報を発信しているぞ?」と。ほかの投稿を見てみると、やはり印象はチャラいものの、発信内容は美容医療を分かりやすく解説していたり、ルッキズムに関する内容については慎重に表現を選んで美容に関わる医師としての倫理観の高さを感じました。ここでソーシャルエディターの勘がビビビっと反応。TikTok、instagram、YouTubeなど全てのアカウント、投稿をチェックすると、各SNSの特性やユーザーが取っ付きやすいミーム、構成を巧みに使い分け、その上で有益な情報を発信していたのです。難しい美容医療の知識を“チャラさ”でコーティングすることで、心理的ハードルを下げ、エントリーしやすいSNSコンテンツに上手く落とし込んでいます。全てを理解したときは思わず「上手い!」と膝を打ちました。そして迷わずこの医師のクリニックを予約。カウンセリングは「同一人物?」と疑ってしまうくらい丁寧で、施術も非常に満足のいくものでした。

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