
2025年は、1月に就任した米ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による大規模関税によって世界中の国々が身構えることから始まった。コロナ明けから続いた消費の伸びは完全に収束し、ファッションやビューティ各社の地力が試されることになった。中国の景気失速が響くラグジュアリーブランドでは、デザイナーの交代劇が相次いだ。そしてモードの帝王と呼ばれるジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)氏の死去は一つの時代の終わりを印象付けた。国内外の重大ニュースを通して1年を振り返ってみよう。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号からの抜粋です)
1月
・ユナイテッドアローズが初の中国直営店を上海に開店
・「カラー(KOLOR)」の阿部潤一デザイナーが退任を発表 後任に堀内太郎
・「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」ディレクターにグレン・マーティンス(Glenn Martens)就任 「ディーゼル(DIESEL)」トップと兼務
2月
・ファミマがNIGO®のクリエイティブディレクター就任を発表
・香港系ファンドが「東急プラザ銀座」を買収すると発表
・「新宿アルタ」45年の歴史に幕
3月
・米フォーエバー21が2度目の破産申請
・「ロエベ(LOEWE)」がジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任発表 「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」のジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)
・ジーユー柚木治社長が退任 在任15年で
・「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)退任
・デムナ(Demna)が「グッチ(GUCCI)」の新アーティスティック・ ディレクターに就任
・「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のグローバル メイクアップ アーティストにサム・ヴィッサー(Sam Visser)が就任
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
