
早稲田大学発のファッションサークル「早稲田大学繊維研究会」は11月2日、同団体初のアーカイブショーを開催した。早稲田大学の学園祭「早稲田祭」で行われたこのショーでは、2019年に同団体が行ったショー“ひとりぼっちで踊っている”をはじめ、過去4年間のコレクションから15ルック、1年生が主導で行う1年生ショーの過去3年間から6ルック、合計21ルックが登場した。
最初に登場したのは、今年10月に行われた1年生ショーで披露した、1年生代表の川村向日葵さんが手掛けたルックだ。そしてときを遡る形で、過去のルックへと続いていく。
今回のショーの総指揮をとったのは2年生の道西脇詩緒里さん、グイ蘭丸さん、道盛大護さん。「昨年のこの時期、『早稲田繊維研究会』では展示会を行なっていました。今年も何かできたら、と思っていたところ、『早稲田祭』のスタッフから声がけがあり、今回のショー開催に至りました。約2カ月の準備期間で、先輩方に連絡をとり各ルックを取り寄せ、そのルックに対してどんなモデル、ヘアメイクが良いかとヒアリングするなどの準備を行いました。中にはショー実施当時のモデルを今回にも起用したルックもあり、とても感慨深かったです」と西脇さん。「早稲田繊維研究会」が歩んできた道のりを表現するとともに、1日約3万人が来場するという「早稲田祭」でショーを実施することで、多くの人に団体のことを知ってもらい、12月7日に行う全体ショーでの集客につなげるのが目的だ。
科学技術館で行われる全体ショータイトルは「それでも離さずにいて」。「変わりゆくなかで、変わらないもの」をコンセプトに、合計29ルックを発表する。今年の新たな取り組みとして、バッグやぬいぐるみといった小物も製作する。また同団体のショーではこれまでウイメンズのみの発表を行ってきたが、今回からはメンズの発表も行うという。
■「早稲田繊維研究会」2024 seni fashion Show「それでも離さずにいて」

日程:12月7日
時間:1部 13:30開場、14:00開演/2部16:30開場、17:00開演
会場:科学技術館9号館
住所:東京都千代田区北の丸公園2-1
料金:1000円
予約フォーム※完全予約制:https://forms.gle/JC967v4dNf3KYGxG6
PHOTOS:RYOHEI HASHIMOTO