ファッション

LVMHプライズ受賞の「ソウシオオツキ」が来年1月ピッティ・ウオモでファッションショー

2025年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)でグランプリを受賞した大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」は来年1月、世界最大規模のメンズウエアの見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」で2026-27年秋冬メンズコレクションを発表する。大月は、かつてイタリアで行われたファッションコンテストに出場した経験に触れ、「当時、日本の重苦しい雰囲気は明るいイタリアの空には似合わないと感じ、諦めかけていたのかもしれない。それから10年以上経った今、フィレンツェでショーを開催できることを大変光栄に思う。『ソウシオオツキ』の服が、今のイタリアの空の下でどのように響くのか、興味深く、ワクワクしている」とのコメントを発表した。

「ピッティ・イマージネ・ウオモ」のフランチェスカ・タッコーニ(Francesca Tacconi)=スペシャルイベントコーディネーターは、「東京でソウシと出会い、彼の世界に足を踏み入れると、自然な親近感を覚えることができた。私たちは迷うことなく、1月のイベントをオファーした。ソウシのコレクションからは、野心的な明晰さが感じられます。メード・イン・イタリーのレンズを通したメード・イン・ジャパンは、東京の男たちが『ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)』などのイタリアの服を身につけていたバブルの時代を彷彿とさせる。しかしノスタルジックではなく、現代のニーズに合わせて再解釈しており、控えめながらも創業的でもあり興味深い」という。

35歳の大月は、文化服装学院を卒業し、ここのがっこうにも通学。15年に「ソウシオオツキ」を立ち上げて間もなく、16年のLVMHプライズの最終候補に選ばれた。以来、日本と西洋のメンズウエアのコードを融合させた独自のスタイルに磨きをかけ、日本では80年代のジョルジオ・アルマーニにインスパイアされたオーバーサイズのスーツなどでカルト的な人気を獲得。25年のLVMHプライズでは、大月は115カ国・2300人以上の応募者の中から優勝し、40万ユーロ(約7000万円)のグランプリ賞金に加え、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTONの専門家による1年間のコーチングを受ける権利を獲得している。

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