セイコーグループの服部真ニ・会長兼最高経営責任者(CEO)兼最高文化責任者(CCO)は10月1日付で、子会社セイコーウオッチの会長兼CEO兼CCOに就任した。今回の人事で、2021年に離れていたセイコーウオッチのCEO職に復帰し、同社の内藤昭男社長とは共同で代表権を持つ。
同グループは、26年度を最終年度とする中期経営計画「SMILE145」を推進中。中核であるウオッチ事業の発展を重要な経営課題ととらえ、今回の人事によって経営基盤のさらなる強化を図る。
服部氏は1953年生まれ。三菱商事を経て84年に精工舎(現セイコーグループ)に入社した。以降、セイコープレシジョン社長やセイコーウオッチ社長、セイコーホールディングス(現セイコーグループ)社長を歴任し、2012年に同社会長兼グループCEOに就任した。セイコーウオッチでは、03年から社長を務め、その後会長兼CEOとして経営を主導。20年からはグループCCOとして、同グループの文化統括の役割も担ってきた。