「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、“意外性のある繋がりとクリエイティブな対話に根差した”プロジェクト“メゾン マルジェラ ライン 2”を発表した。同ラインは、“ファッションと文化のやり取りを強固にするもの”とし、「メゾン マルジェラ」が1997年から用いる、製品ラインを番号で分類するナンバリングシステムに新たに加わる。
“メゾン マルジェラ ライン 2”
インスタレーション「Elsewhere, Rhema, Open Torso」を実施
“メゾン マルジェラ ライン 2”は、“2”の数字に紐付け、“2人”のコラボレーションや感性をつなぎ合わせた、新しい作品を生み出すことを目指す。プロジェクト第1弾は、ビジュアルアーティストのヒーミン・チョン(Heemin Chung)と、音響デザイナーのジョユル(Joyul)によるアートインスタレーション「Elsewhere, Rhema, Open Torso」を実施。「メゾン マルジェラ」2025-26年秋冬コレクションに着想を得て制作し、9月28日までの期間、韓国・ソウルの漢南にある旗艦店で展示している。同インスタレーションは、20世紀後半に建てられた邸宅と庭園を舞台に、雨や風の音、鳥のさえずりなどが流れる、ジョユルの音響作品を組み込んだ、ヒーミン・チョンの彫刻作品「Vine Sculpture」や、ジョユルの「In the Jungle」など音のインスタレーション、銅や青銅を用いた、ヒーミン・チョンの「Kodama」などの彫刻作品を設置し、没入空間を演出する。
「メゾン マルジェラ」のナンバリングシステム“マルジェラ・ナンバー”は、0〜23で構成し、オートクチュールやレディ・トゥ・ウエア、アクセサリー、フレグランスなど、プロダクトラインを示すインデックスの役割だけでなく、ウエアのタグやグラフィックなどとしても知られる。1997年に導入され、これまで番号やラインの追加と削除を行なってきた。今回の“2”が公式に使用されるのは初めて。